考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作問題『花見』9答と考え方

2015-04-15 21:48:07 | 英作 解答
<cherry blossoms>


9. 古来、多くの武士達が、桜のあり方に、自分の生き様を重ね合わせてきた。

→なぜ、武士達は、桜のあり方に自分の生き様を重ねて考えたのだろうか。

桜のあり方。桜は美しい。花の命は短い。短いけれど、命一杯に花を咲かせて、最後には、潔く散る。武士道とは死ぬこと見つけたり、とは『葉隠』にある山本常朝の言葉。本物の武士は、1日を一生と見立てて、常に最善の生き方を模索したという。桜の潔い散り方に、真の武士の生き方、あるべき姿を投影させていたのだろう。いかに生き、いかに死ぬか。桜の姿は、古来多くの日本人に人生のあるべき姿を教えてきた。死とは何か。死とは、忌み嫌われるものである。しかし、死があるからそ、人生は輝く。限りがあるからこそ、人生の一瞬一瞬が、かけがえのないものとなる。死を見ること帰するが如し。桜の美しさに酔いつつ、古来日本人は、生と死について考えてきたのだろう。ちなみにラテン語でCarpe Diem 『今を生きる』という。英語では、Seize the day.

色々と考えさせられる桜。桜に己の生き様を重ね合わせてきたとは、結局桜のあり方が理想であり、桜の咲き方と散り方が、人生のあるべき姿である、ということである。

重ね合わせるとは、共通点があるということ。~のようだ、というlike を使い、

・Samurai wanted to live like cherry blossoms.
(武士は桜のように生きたいと思った)



以上。




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