当ブログをご覧頂いている皆さま
新年あけましておめでとうございます。
当英作ブログも既に開始以来一年を経過しております。色々妙なテーマで書いておりますが、言いたいことはただ一つ『考える』ということに尽きます。
考えることにより、自分の中に埋もれた英語の知識が活性化する。内に埋もれた知識に生命の息吹を与える。それが考えるという効用です。
何より考えることにより、自分に自信を取り戻すということです。英会話というと、誰しもネイティブに気兼ねして、自分が知っていることも言えずに終わり、自信をどんどん失う、そんな状況にあります。私自身がそうでありました。
日本人は謙虚です。それは美徳であり、誇りに思うことです。しかし行き過ぎた謙虚は自己否定となり、自ら内に持てる宝物を打ち捨てるようなものです。
学ぶとは何か。考える必要があります。
英語を学ぶ人たちは、多くは真面目な方々です。努力家です。語学は何が難しいかというと、知識を身に付ければいいというだけではないからです。インプットとアウトプットの高度なバランスが要求されるものが語学です。逆に言うと、そのバランスが崩れているから、なかなか我々の語学は上達しないということです。私自身バランスとは縁遠い人間です。偏りが激しい、だからバランスの重要性がわかるとも言えます。
さて新年です。学習者の皆様にとってどのような一年となるでしょう。
実は、新年一月末より、自分の理想と志しを形にするべく、ささやかながら英会話教室を開くことになりました。ただ今準備の真っ最中です。ほぼ見切り発車のようなスタートですが、一人でも多くの方に早く英語が話せるようになってほしい、その願いから、既に洋書を用いた独自の教授法でTOEICや英会話を教えている妻(ブログ『洋書で英会話』があり)と一緒に、理想とする英語の教育を実現させたいと思っております。
皆さまご存知のように、教育とは英語でeducation です。元々古代ギリシャ語の エデゥカーレ が語源でありますが、e + duce という組み合わせで、 e が『外に』+ duce が導く、ということで、『外に導く』→ 生徒自身の中に生来ある知識を外に導き出す、という意味です。可能性や英知などを内より引き出すことが、教育の第一義だと言えましょう。現行行われているように知識を押し付けるといった教育では、内にあるものは引き出されません。考えることにより初めて英知は引き出されます。ここに英会話上達のヒントが隠されています。
新しいスクールに関しては、ただいま自らホームページ等を作成中であり、後日お知らせ致します。単にペラペラになることだけを目的とせず、多くの本を読み思索を深め、英語の上達と共に視野を広げ、人間的な成長も期する、そのような教育、そのようなスクールを目指して参ります。
今年も、一人でも多くの英語学習者が、『考えること』に目覚め、多くの洋書を読み、外国語学習の王道を歩まれますようにお祈り申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。