小女の教育のためと言って、彼女らに何でもしていいというんじゃないですよ、男性のみなさん。暴力などで、女性を愚弄するような愚かなまねを、教育のためだと言ってやるのは、よしましょう。そんなことを考える人はいないとは思いますが、馬鹿な人が勘違いしないとも限らないので、一応言っておきます。
繰り返し言いますが、小女のみなさんは、もう二度と美人にはなれないということを、覚悟しましょう。これからは、その心、そのままの姿になって生まれてきます。それがどういう意味で、どういう運命の中に導かれていくのかは、わたしは言いません。ただ、非常に厳しい人生になるということは、教えておきましょう。
言えるのはただ、寒さも、淋しさも、苦しみも、痛さも、味わってみなければわからないということです。今までさぼってきた宿題を、こつこつとやっていきなさい。勉強をして、女性の優しさとはどういうものかを、きちんと学んでいきましょう。
本当の女性と言うものは、皆には見えないところで、皆のためにとてもよいことをしてくれます。いい匂いのする心が、やさしいことばを言って、皆の心の疲れや痛みをなおしてくれます。そして何も求めません。皆が幸せなら、別に自分は何も欲しくはないのです。
きれいな服も、ブランド物の靴やバッグも、ダイヤモンドもいらない。みんなのために愛を発揮するために、必要なものがあればいい。そして心の愛を育てるために、女性は日々、教養を積み、感性をはぐくみ、魂の勉強をしなくてはならない。そういうことが、わかる女性が、本当の女性なのです。
心の奥から愛の香りが流れ出ていれば、たとえ顔姿が美しくはなくとも、その人は美しく見えます。深い感性を持つ人は、その人の美しさがわかるでしょう。
本当に美しい人とは、美しいことをする人のことです。女性も男性も、そこを深く学びなさい。もう見栄えの美しさだけを頼りにした恋はできないのです。
美しい心、美しい行動、美しい言葉、そこに感性のチャンネルを合わせなさい。美しさを感じる心を調整し、人間の本当の美しさを捕らえられるアンテナを育てましょう。
そうすれば、見栄えは美しくなくとも、とてもきれいな恋ができるでしょう。
まだ勉強のできていない小女のみなさんには、ここまでいくことはまだ無理ですが、人生で味わう色々な苦しいことは、すべて自分のためにあるのだと思いなさい。自分の愛を育て、美しい愛の香りのする女性の魂になるための試練と思いなさい。
いろいろな経験をしながら、本当の美しさとは何かを学んでゆき、少しずつ、自分の魂を育てていきましょう。