世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

サイボーグ

2017-10-15 04:17:43 | 黄昏美術館


マイケル・ジャクソン


写真家の名前がないので、モデルの名を出した。これは本人が描いた絵とも言える顔だからである。気持ち悪いだろうがしばし我慢しなさい。

人間は、遠い過去から霊的技術で自分をつくり変えてきたが、これは近現代の整形技術で自分を全く作り変えようとした例だ。

この男は、女性的な美形になりたかったらしい。うまれついた顔を嫌がり、目を変え鼻を変え、肌の色さえ変えた。髪も技術で何とかした。

憂いを秘めた美しい青年の神のような姿になりたかったらしい。その結果がこれである。

恐ろしい怪物にしか見えない。どことなくフランケンシュタインに似ているのは、うがちすぎとも言えまい。

歌と踊りでスーパースターの地位を得たが、その才能も作りものだった。自分ではほとんど何もやらず、バックにいる霊にほとんどをやってもらっていたのだ。努力もせずに高いことができた人間は傲慢になる。儲けた金であらゆる愚かなことをした。

その結果、見事に人間ではないものになったのである。

人間はこの男の姿に、自分を嫌がった人間の愚かさの姿を見ることができる。






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