グレタ・フライスト
原題「自画像」
これは、霊的技術を弄して女性の肉体を改造した例である。
昨今、このような肉体をした女性が多いが、これは男が女性を自分の好みのとおりに改造した結果なのである。
細くきゃしゃにし、子供のように幼げにする。くびれは深く、乳房の形も愛らしい。
女は子供のように馬鹿で、男の扱いやすいものであればいいという、これは男の欲望の姿なのだ。
こういう肉体をしていると、女性は苦しむ。
自分の肉体が、あまりにいやらしく見えるからだ。
本当の女性の肉体は、もっとまろやかで、誇りを感じさせるものである。ふっくらと肉がつき、人を愛するのための豊かな心があることを自分に教えている。
こんな体をしていると、子供を生むことすら痛い。脂肪の少ない体をしていると、愛情も浅くなる。
人間は、人間の造形に口を出すべきではない。
自分のエゴが必ず混じるからである。もっといい男にもてたい。女を自由にしたい。そんな身勝手な欲望で肉体を作る時、人間は見るも無残なものになる。