あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

泥棒国家

2011年12月07日 23時43分12秒 | 国際
【財経】スイス政府の決断、非正規ダウンロードでも合法
http://www.zaikei.co.jp/article/20111206/88721.html

「これまで記録メディアに新たな技術が誕生する度、都度『不正使用』されてきた。これは進歩に対して支払う対価なのである。新技術をアドバンテージとして活かせる人が勝者となり、この進歩に取り残されて旧来のビジネスモデルに従い続ける人は敗者となる」


 …と。言う事なのだそうだが。
 まあ正直ほんのちょっぴりだけ、正論なのかなと思う部分もあるものの。詭弁でしかないよな。

 これは、言わば「泥棒を肯定した」と言っても過言ではないだろう。非正規ダウンロードされる側の立場がわかっていれば、こんなアホな事は言えまい。
 真の「新技術に対する対価」とは、「新技術の開発設備投資費」でなければならない。少なくとも、供給元が潤うカタチをつくらなければ、発展はなくなってしまうであろう。

 俺ら地球人は大恐慌の最中を生きているわけだが。
 それで感じることは。

「成熟した消費ができる大衆こそ正義」

 であると言う事だ。アメリカが何故に、現在の地位を築けたのかと言えば、旺盛な消費力が一番にあがる。
 優れたものを作るところよりも。消費してくれるところの方が偉いのだ。中国が今、これだけ偉そうにできるのは、「消費地」として無視できない存在になりつつあったからだ。
 ま、今後、土地バブルも崩壊した事だし、あの国はどんどん、一昔前の日本のように、需要は細っていく。いつまでも周辺が尊重してくれるとは、俺は思えない。

 日本で、マンガ・アニメ・ゲームがこれほど成熟した背景には、これらの巨大な市場が日本にあるからだ。ようするに消費者が一番偉いのである。

 スイスはアホな事をやった。
 かの国では、ダウンロードできてしまうコンテンツ市場は成立すまい。韓国でなぜ、オンラインゲームが流行ったか、理由がわかるだろうか。日本のようなパッケージ販売で儲けがでないからだ。みんな違法でダウンロードしてしまう。
 タダでダウンロードできてそれが合法なら、賢い者とは、お金を使わずにマンガやゲームを楽しむ者達となってしまう。

 ま、ただスイス政府を「ちょっとだけ正論だ」と言ったのは。

「時代遅れの技術にしがみついている人々は滅びる」


 と言ったくだりだ。
 個人情報を気にすればGoogleマップは生まれないし、著作権法を気にすればGoogleBooksは生まれない。名誉毀損を気にすれば2chは運営できないのだ。確かに新技術をメリットとしてビジネスに活かすのは賛成だ。

 日本の出版業界が流通をガメてて、自分達を通さねば商売ができないように取り仕切る形は、もうビジネスモデルとしては厳しい。同じことが芸能界でもゲーム業界でも言えるだろう。
 リスクをとって、新たなビジネスモデルを構築していく気概は必要だ。
 電子書籍、高すぎるんだよ。流行るわけないやん。結局、どこも幹部たちは自分の高給を維持する為に、一般顧客やら下請け孫請けにコストを押し付けるし、自分達は極力リスクをとらない。

 そういう意味で、スイスの決定はちょっとだけ正論なんだろうけどな。
 でもな。泥棒を肯定したらあかんやろ。こんな事をやってると、スイスでは国内で何かしらクリエイティブなモノが出てこないのであろう。

 堕ちるところまで落ちるのう。
 スイス銀行みたいに今回も成功できると思ったら大間違いだよ「泥棒を絶対的に守る」スイス銀行よ。

 スイス銀行で犯罪者をかばってみたり、知財の無料ダウンロードを肯定してみたり。国家ぐるみの、まさに泥棒国家だわ。

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民間防衛


オバマ氏から返事が貰いたいか

2011年12月07日 00時33分41秒 | 国際
TPPAの交渉を停止し、彼自身の人々の代わりに、貪欲なバンカーや暴君企業のアメリカを甘やかすの世話をする。
https://wwws.whitehouse.gov/petitions/%21/petition/stop-tppa-negotiations-and-take-care-his-own-people-instead-pampering-greedy-bankers-and-tyrant/kMRyq2Xn#thank-you=p

 タイトルは機械翻訳。(英語)
 と、言う訳でオバマ大統領へ。「TPP反対」に一票投じてきた。

 12月26日までにこの意見が2万5千人に達すると、正式にオバマ氏から回答がいただけるのと、多分ニュースとして紹介される可能性が高いらしい。
 及ばずながら協力したいと思う。

 ツイッターとかで既に拡散しとんのかなぁ。

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話題の奇妙な一致(TPP)

2011年12月07日 00時06分41秒 | 国際
 今日、いつもは触りをちょっと読むぐらいの「カナダde日本語」だが、今日はちょっと気になる記事をあげていたので最後まで読んだ。
 今、アメリカも民主党政権だし、もしかしたらあるかもしれないなーと思っていた動きが、アメリカであったらしいのだ。

 なんと。アメリカで沖縄の在日米軍を撤退させる話が出たんだそうな。

【カナダde日本語】在沖縄米海兵隊不要論
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-3083.html

 どういった風の吹き回しか、ここにきて、米国から在沖縄米海兵隊の不要論が出てきた。原発事故の影響か、それとも米国経済が悪化しているせいか。

在沖米海兵隊の撤退論を唱えているのは、米民主党のバーニー・フランク(Barney Frank)下院議員。米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」の12月号で、「われわれは沖縄からは海兵隊を撤退させることができると思う。沖縄での海兵隊の機能は、今や日本の政治を不安定化させることでしかない」との見解を示したそうだ。

オンラインの「フォーリン・アフェアーズ」誌を探したが、その原文は見当たらなかったので、『琉球新報』の記事を紹介させていただきたい。



 オンラインで原文が発見できず、ソースは琉球新報かよ。そしてその発言をしている米議員って下院かよ。
 とまあ鼻で笑いそうになった。
 美爾依姉さんやバーニー氏は、沖縄に基地は不要だと考えているようだけど。
 同じ日に産経の朝刊コラムで掲載された、以下の記事を読んでみるといいと思うよ。

【産経・正論】ジェームス・E・アワー 中国の海が既成事実化する危険
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/chn11120503060000-n1.htm

(重要部分の要約)
中国大使「中国は平和を愛する国。米軍は心配しないで太平洋から出て行くアル」
Jアワー「台湾や尖閣に対する中国の武力行使が米国益に反するので撤退はできない」
中国大使「ムカー。我々の我慢は無限ではない。力ずくで追いだしてもいいんだぞ」
Jアワー「ほら…。すぐそんな事を言うから出てけないんだよ」

 J・アワー氏、台湾初の民主的選挙の時の中国の例をひく。
 あの時中国は台湾近海にミサイルを発射。米国はすぐさま空母を2隻配置。中国は怒りの反応を示すものの、ミサイル発射を中止し、台湾の選挙は滞りなく進行する事ができた。「中国は力を尊重するのである」


 そして。
 ウチのブログからも。沖縄基地の重要性を解説する過去エントリ。

【拙】普天間基地のグアム移転を主張する…と言う事は、台湾を見捨てると主張している(2009/12/22)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/dc4bb73ae257659fc13ba34fbe2fef21

 ところで。
 つい昨日の事だが、東京新聞で以下のような記事が出ていた。

【東京】日本政府OB TPPで“ガイアツ”要請
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011120402000049.html

 まあ日本政府OBって誰やねんとか、気になる点はあるものの。
 アメリカは、決して自分が悪者にならないように、この東京新聞の記事を読んでもわかるように、TPPに対する決断の責任を日本のトップに負わせようとしている。
 実際に、TPP参加決断については、アメリカの要請なんぞではなく、日本の勝手な朝貢に過ぎないしな。
 そして、琉球新報のようなガチガチの反米ローカル紙に、米下院のようななんの決定権もない一議員の発言だけをクローズアップして紹介させ…。決してアメリカ全体の本位と思わせる事なく、嫌なプレッシャーの与え方をしているように思う。

 これが、東京新聞が記事で語った「ガイアツ」ではなかろうかと思う。

【産経・古森記者】反米派は孤独なのか
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2531144/

TPP反対派には「アメリカがTPPで日本から収奪する」ふうの対米不信、対米警戒の傾向が強いようです。
しかし日本国民の圧倒的多数はアメリカに親しみを感じているという世論調査結果が出ました。その結果の記事を紹介します。


 これと連動するように、最近あまりに不評の為か、TPPを無条件で礼賛するエントリの「数」を抑えている古森ブログが、反米を諌めるような反TPP対抗エントリをアップ。
 アメリカに、日本の主権を握らせる道筋を整備するのと、親しみを感じるのは別だと思うのだけどな。

 昨日の米ガイアツ要請疑惑記事→どうでもいいアメリカ議員の在日米軍撤退論発表→「在日米軍必要」とフォローするJアワー氏主張→産経古森の「反米派は独り相撲」エントリアップ。

 こんな流れなんだよね。
 な?なんか奇妙な流れだと思わんか。つながっとるというかさ。

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