俺、実は池上彰の「週刊こどもニュース」が好きだった。
何故かというと、とってもわかりやすかったからである。
昔、ニュースといえば、わりと平気で嘘を垂れ流していた。正確に表現すると、報道する連中は嘘をついていない。嘘を証言しているヤツに同調し、そいつの言い分を、ロクに裏も取らずに垂れ流していたのだ。
言ってみりゃ、マスコミってのは、嘘をついている奴らとグルだったのだ。
もう20年ちかく前の話なんだけどな。
そんな時代から数年後、マスコミはネットで叩かれるようになっていった。
最初の頃は、大した規模ではなかったネット世論も、やがて無視できなくなり…。マスコミは、やがてすぐバレる嘘については報道できなくなってしまう。
そこで主流となったのが「裏もとれてて、嘘は言ってないかもしれないけれど、本当の事はしゃべらない」である。
5個ぐらいのニュースに断片的に重要な情報を散りばめ、その5つのピースをすべて集めれば、有益な情報となる。でも、個別のニュースを見たぐらいでは、有益な情報に届かない…というやつである。
マスコミは、自分たちが知られたくない情報を、完全にシャットアウトできなくなってしまった。情報発信者が、自分たちだけでなくなってしまったのだ。よって、「自分たちはその重要な情報を隠蔽していません」というアリバイ工作を実施しつつ、できるだけ人々が関心を惹かず、スルーするように、丁寧な情報発信を心がけるようになっていったのだ。
日本が韓国を「ホワイト国」リストから外す決定をした事について、NHKが韓国の閣僚のコメントを淡々と紹介している記事が、まさにそれ。
【NHK】日本の輸出優遇措置対象から除外に 韓国が意見書「根拠ない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190724/k10012006241000.html
コレは、ごく一部の人(韓国人)の言い分を垂れ流しているに過ぎない。
しかも、この言い分は事実で構成されているのだ。
もともと、この問題の経緯を知っている人からすれば、絶対におかしな話なので、「こいつの言い分はおかしい」という前提の色眼鏡さえかけておけば、韓国の閣僚がおかしな事を言っているという事は、比較的さくっと調べる事ができる。
俺は昔、マスコミが嘘をついている連中とグルだった時代。テレビニュースに不満を持っていて「事実を淡々と報道してくれるだけでいいのになぁ」とか考えたものであった。
今、テレビはわりと真実を淡々と報道している。上の記事も然りだ。
マスコミは、今、昔俺が求めていた理想に近い事をやってくれているのだ。
で、この記事に対し、世耕経済産業大臣が自身のツイッターにてわかりやすく解説している。
これについては、いろんなまとめサイトがまとめているので、まあ1つ例をあげておこうと思う。
【正義の見方】【世耕経産相】ホワイト国除外撤回のため韓国が総力を挙げて作り上げた「意見書」を5分でサクッと論破 ついでにTwitterでマスコミに釘を刺す(ノーカット動画)
http://www.honmotakeshi.com/archives/55621648.html
まとめられたツイッターの内容ってのは、冒頭の5分の動画の中で全部世耕大臣、語っちゃってるけどね。
で、この動画を見たらわかる。そして、上のNHKの報道した韓国の意見の動画を、合わせて見ればとてもよくわかると思うが、漫然とこれらの動画を見てても、イマイチ、コトの重要性が伝わってこないと思わないかね。
ところが。上記まとめサイトにある世耕氏のツイッターのまとめを読めば、これが実によく伝わってくるのである。この問題で、如何に韓国がハチャメチャであるかという事が。
ここで、冒頭の俺のセリフに戻るわけだけど。
週刊こどもニュース、面白かったんだよ。それは、実にわかりやすかったから。
事実を、ただ淡々と伝えているわけではなく。重要だと、視聴者がきちんと共感できる部分をちゃんと強調し、興味がひけたところで詳細な解説を挟む…。
社会人なら常識の、「報告の仕方」に通じるものがあるよね。
結論から先に述べて、その後その詳細を語る。優先度の高いものから報告する。
いやあ。マスコミを介さずに国民に言葉を伝えられるツールの、その重要性がとんでもない。
世耕大臣のこの苦言はまさにそのとおりである。
無論、メディアというものは速報性がモノを言う側面もあるので、いちいち政府にウラ取りなんて、しちゃおれないという意見もあるかもしれないが。
そんな事を言いだしちゃうと、メディアってのは信ぴょう性がそこらのブログなんかと同じになっちゃうのである。
まあ、すでに朝日やら変態やら、信用できるメディアではないが。
今回の件、もちろん日本の輸出品の「輸出管理」であって、「輸出規制」ではない。
さっき、NHKがやっとこ、この誤用の状態を修正した。こっそりと。
輸出規制も、言ってみりゃ、韓国の立場からすれば間違った物言いではないし、韓国からの報道の引用であれば、責任逃れもできるし、「気がついてなかった」と、バカだったフリもできるわけだ。
メディアは、「誰の立場で報道しているの?」というスタンスから、「報道素材の優先度を恣意的にゆがめる」というスタンスに、緩やかに変化してきた。
今後は、おそらくは「優先度」がもっとシビアに求められるようになるだろう。
週刊こどもニュースは、その優先度が秀逸だった、先進的な情報番組だった。

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何故かというと、とってもわかりやすかったからである。
昔、ニュースといえば、わりと平気で嘘を垂れ流していた。正確に表現すると、報道する連中は嘘をついていない。嘘を証言しているヤツに同調し、そいつの言い分を、ロクに裏も取らずに垂れ流していたのだ。
言ってみりゃ、マスコミってのは、嘘をついている奴らとグルだったのだ。
もう20年ちかく前の話なんだけどな。
そんな時代から数年後、マスコミはネットで叩かれるようになっていった。
最初の頃は、大した規模ではなかったネット世論も、やがて無視できなくなり…。マスコミは、やがてすぐバレる嘘については報道できなくなってしまう。
そこで主流となったのが「裏もとれてて、嘘は言ってないかもしれないけれど、本当の事はしゃべらない」である。
5個ぐらいのニュースに断片的に重要な情報を散りばめ、その5つのピースをすべて集めれば、有益な情報となる。でも、個別のニュースを見たぐらいでは、有益な情報に届かない…というやつである。
マスコミは、自分たちが知られたくない情報を、完全にシャットアウトできなくなってしまった。情報発信者が、自分たちだけでなくなってしまったのだ。よって、「自分たちはその重要な情報を隠蔽していません」というアリバイ工作を実施しつつ、できるだけ人々が関心を惹かず、スルーするように、丁寧な情報発信を心がけるようになっていったのだ。
日本が韓国を「ホワイト国」リストから外す決定をした事について、NHKが韓国の閣僚のコメントを淡々と紹介している記事が、まさにそれ。
【NHK】日本の輸出優遇措置対象から除外に 韓国が意見書「根拠ない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190724/k10012006241000.html
コレは、ごく一部の人(韓国人)の言い分を垂れ流しているに過ぎない。
しかも、この言い分は事実で構成されているのだ。
もともと、この問題の経緯を知っている人からすれば、絶対におかしな話なので、「こいつの言い分はおかしい」という前提の色眼鏡さえかけておけば、韓国の閣僚がおかしな事を言っているという事は、比較的さくっと調べる事ができる。
俺は昔、マスコミが嘘をついている連中とグルだった時代。テレビニュースに不満を持っていて「事実を淡々と報道してくれるだけでいいのになぁ」とか考えたものであった。
今、テレビはわりと真実を淡々と報道している。上の記事も然りだ。
マスコミは、今、昔俺が求めていた理想に近い事をやってくれているのだ。
で、この記事に対し、世耕経済産業大臣が自身のツイッターにてわかりやすく解説している。
これについては、いろんなまとめサイトがまとめているので、まあ1つ例をあげておこうと思う。
【正義の見方】【世耕経産相】ホワイト国除外撤回のため韓国が総力を挙げて作り上げた「意見書」を5分でサクッと論破 ついでにTwitterでマスコミに釘を刺す(ノーカット動画)
http://www.honmotakeshi.com/archives/55621648.html
まとめられたツイッターの内容ってのは、冒頭の5分の動画の中で全部世耕大臣、語っちゃってるけどね。
で、この動画を見たらわかる。そして、上のNHKの報道した韓国の意見の動画を、合わせて見ればとてもよくわかると思うが、漫然とこれらの動画を見てても、イマイチ、コトの重要性が伝わってこないと思わないかね。
ところが。上記まとめサイトにある世耕氏のツイッターのまとめを読めば、これが実によく伝わってくるのである。この問題で、如何に韓国がハチャメチャであるかという事が。
ここで、冒頭の俺のセリフに戻るわけだけど。
週刊こどもニュース、面白かったんだよ。それは、実にわかりやすかったから。
事実を、ただ淡々と伝えているわけではなく。重要だと、視聴者がきちんと共感できる部分をちゃんと強調し、興味がひけたところで詳細な解説を挟む…。
社会人なら常識の、「報告の仕方」に通じるものがあるよね。
結論から先に述べて、その後その詳細を語る。優先度の高いものから報告する。
いやあ。マスコミを介さずに国民に言葉を伝えられるツールの、その重要性がとんでもない。
このように韓国側の主張は根拠に欠ける点が多いので、日本のメディアはこういった会見を垂れ流すのではなく、きちんと経産省の専門家に事実関係を確認してから報道してほしいものだ。
世耕大臣のこの苦言はまさにそのとおりである。
無論、メディアというものは速報性がモノを言う側面もあるので、いちいち政府にウラ取りなんて、しちゃおれないという意見もあるかもしれないが。
そんな事を言いだしちゃうと、メディアってのは信ぴょう性がそこらのブログなんかと同じになっちゃうのである。
まあ、すでに朝日やら変態やら、信用できるメディアではないが。
今回の件、もちろん日本の輸出品の「輸出管理」であって、「輸出規制」ではない。
さっき、NHKがやっとこ、この誤用の状態を修正した。こっそりと。
輸出規制も、言ってみりゃ、韓国の立場からすれば間違った物言いではないし、韓国からの報道の引用であれば、責任逃れもできるし、「気がついてなかった」と、バカだったフリもできるわけだ。
メディアは、「誰の立場で報道しているの?」というスタンスから、「報道素材の優先度を恣意的にゆがめる」というスタンスに、緩やかに変化してきた。
今後は、おそらくは「優先度」がもっとシビアに求められるようになるだろう。
週刊こどもニュースは、その優先度が秀逸だった、先進的な情報番組だった。

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