あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

小泉純一郎の反原発

2013年08月27日 22時06分15秒 | 政治(国内・その他)
【拙】本当の左翼を渇望中
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/c269800c347dc4b5c39948bc75053d74

 ここのコメントで紹介してもらった小泉純一郎氏の「反原発」記事。この記事の事なんだけど。

【変態】Listening:<風知草>小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20130826org00m010002000c.html

 ひと通り読ませてもらった。感想だが…。正直げんなりした。いや、実にいい事を言っているんだよ。彼らしいというか…。が、強烈に思っちゃうんだよな。やっぱり。

「お前が言うな」と。

 日本は元々、原発推進国家だ。そして、それが加速したのが「原子力立国」計画を策定した小泉内閣であろう。
 無論、当時の小泉氏の考えに、俺は反対とは言わない。太陽光発電の補助金を打ち切って、原子力政策に転換した彼の方針は、はっきり言ってぜんぜん何の問題もない。
 原発の維持ってのは、准・核兵器保持国みたいな意味合いもあって、国際外交上の牽制にも繋がると思うしな。

 で、それが、菅内閣で発生した最悪のヒューマンエラーであった福島原発事故発生によって、一気に潮目が変わったわけだ。

【朝日】「原発の安全性発信は過ちだった」 小泉元首相、講演で
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105280368.html

 それを受け、小泉氏は、2011年5月に自分を完全否定する。過去の自分の行いには一切触れずに。
 その日から現在まで小泉氏はブレずに反原発…というわけだ。

 お前が言うなと言いたくもなるであろう。

 そりゃーね、原発関連企業がドイツに小泉氏と視察にいってさ、「原発は必要」という言質とろうとするさね。氏は元「原子力立国政策」元締めなんだから。

 小泉氏、言ってる事はいいんだよ。特に

「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ。いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

 このあたりの話は確実に事実であろう。『風を読む』という意味では相変わらず天才的。すっげーいい加減だと思ったけどな。
 ドイツなんて、反原発政策してるけど隣国の原発立国フランスから電気買ってるし、再生可能エネルギー政策は売電の買取価格の面で破綻もしている。
 その、地続きで隣国から電気も買えるわ、気候が年中穏やかだわで日本より相当イイ環境でも失敗してるドイツを見て、「今回いろいろ見て」、「原発ゼロで国会議員を説得できる」と自信を見せるんだぜ?
 よーするに、彼にとっては「日本の国会議員を説得する仕方を思いついた」みたいな感じなんだよね。決して国益重視ではない、「自民党政権安定重視」なんだよ。

 彼が、中韓と距離をとり、アメリカと接近したのは、それで政権が安定するからだ。
 俺が小泉氏を支持してたのは、まさに「彼以外の適任がいなかった」からだ。利害が一致していたと言っていい。

 民主党の政権奪取前夜、小泉氏が自民党の起死回生の策として、「北朝鮮訪朝しかない」って言ったことがあって、その時も思ったけどさ。

 小泉氏は、政治家としては一流なのかもしれないが、きっとほとんどの人が相容れないんじゃないかなぁと思うのである。
 「半径2mの男」という異名を持つ麻生太郎氏とは対照的だな。

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小泉官邸秘録



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