【報知】ノーベル物理学賞・中村教授「喧嘩したまま死にたくない」古巣・日亜に関係改善呼びかけ
http://www.hochi.co.jp/topics/20141103-OHT1T50263.html
は?今更なに言ってんの?
とマジで思った。
で、とりあえずネットの意見をつらつら眺めてみたんだけど。案の定、みんな似たような心境なんだよね。「は?何いってんのこいつ」って感じ。
思うに、韓国ソウル半導体での技術指導による技術の流出とか、日亜側の言い分が明らかになるにつれ、中村氏の強欲さが前面に推し出てきてしまった事が要因になっているような気がしているのだけど。
でも、様々な記事を読んでも、404特許の中村裁判の話が多くて、ウチがエントリしたような、日亜が妙な霊能者に乗っ取られて、私怨でもって日亜と対立していたって話はあまり見かけないんだよなぁ。なんでだろう?
【拙】日本の労働者は奴隷…とも言い切れない例
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/f97e7a973bafdc62a22955fa5fccb1dd
ノーベル賞受賞前の、中村教授自身の著書にある内容で、俺が多少中村氏に同情的な理由なんだけどな。
今回の中村氏の和解呼びかけは、ウチの上記エントリの論調とはそぐわない感じになってしまったような気がする。だって。俺の論調だと、故人の小川信雄社長がいない日亜に、彼はなんの未練もないはずだからだ。
日亜にしてみれば、彼はさんざん日亜にお世話になっておきながら後ろ足で砂をかけまくった超迷惑な男であり、さらに言ってしまえば中村氏の青色LED訴訟で争われていた404特許は、200億円に相当するほどの貢献度はなく、量産に不可欠な特許は中村氏が退社後に同社が開発したアニール技術と呼ばれるものだった。実際、404特許は訴訟後、中村氏に譲渡されず放棄されている。
関係改善を呼びかけた中村氏は、日亜に謝罪したわけではなく、共同開発を持ちかけている。まるで、日亜に「もう売れる技術がないからもっと技術をよこせ」とふんぞり返って言っているようにも見えてしまう。「ほれ。ノーベル賞受賞技術者と仕事ができる。こんなに名誉な事はないやろ?」みたいな。
【日経】ノーベル賞中村氏「日亜と関係改善したい」 共同研究も
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG03H01_T01C14A1TJM000/
というか、ネットの反応はそれなんだよね。
で、実際この報道をうけて、日亜のコメントがあって、その風潮に拍車がかかっている。
【変態】青色LED:日亜、ノーベル賞・中村氏と面談拒否
http://mainichi.jp/select/news/m20141104k0000e040197000c.html
勿論、世論を気にして表現はそれなりにソフトだが、取りようによっては随分と辛辣な内容だろう。
『中村教授は15年前に弊社を退職された方で、弊社は中村教授に何かをお願いするような考えは持っておりません。今回、弊社に対する深い感謝を公の場で述べておられ、それで十分。貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるよう祈っております』
「あ。いーえー。もーいいんですよ。気にしないでくださいね」
って奴である。こっち見んなと。もう関わってくれるなと。「公の場で述べて」のくだりが、中村氏との確執を濃厚に匂わせる。
で、最後に1つ、俺も日本のマスコミに釣られて誤解していた事があるんだけど。
404訴訟で中村氏は、200億円支払い命令を勝ち取って、最終的に8億円で和解した。つまり「勝った」という認識だったんだけど。
8億ってのはこれでも十分に中村氏をおもんばかった日亜側の配慮だったことに、今回気がついた。中村氏は和解後、「日本の司法は腐っている」とこぼしており、最高裁まで争えば負ける事が明らかだったらしい。
中村修二教授の不本意な和解(2005/1/18)
http://www.nozomu.net/journal/000145.php
なんだかなぁ。
なんだかどんより曇り空な、今回のノーベル賞受賞、なのであった。
中村氏、まったくええとこなしやん…。
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考える力、やり抜く力 私の方法
http://www.hochi.co.jp/topics/20141103-OHT1T50263.html
は?今更なに言ってんの?
とマジで思った。
で、とりあえずネットの意見をつらつら眺めてみたんだけど。案の定、みんな似たような心境なんだよね。「は?何いってんのこいつ」って感じ。
思うに、韓国ソウル半導体での技術指導による技術の流出とか、日亜側の言い分が明らかになるにつれ、中村氏の強欲さが前面に推し出てきてしまった事が要因になっているような気がしているのだけど。
でも、様々な記事を読んでも、404特許の中村裁判の話が多くて、ウチがエントリしたような、日亜が妙な霊能者に乗っ取られて、私怨でもって日亜と対立していたって話はあまり見かけないんだよなぁ。なんでだろう?
【拙】日本の労働者は奴隷…とも言い切れない例
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/f97e7a973bafdc62a22955fa5fccb1dd
ノーベル賞受賞前の、中村教授自身の著書にある内容で、俺が多少中村氏に同情的な理由なんだけどな。
今回の中村氏の和解呼びかけは、ウチの上記エントリの論調とはそぐわない感じになってしまったような気がする。だって。俺の論調だと、故人の小川信雄社長がいない日亜に、彼はなんの未練もないはずだからだ。
日亜にしてみれば、彼はさんざん日亜にお世話になっておきながら後ろ足で砂をかけまくった超迷惑な男であり、さらに言ってしまえば中村氏の青色LED訴訟で争われていた404特許は、200億円に相当するほどの貢献度はなく、量産に不可欠な特許は中村氏が退社後に同社が開発したアニール技術と呼ばれるものだった。実際、404特許は訴訟後、中村氏に譲渡されず放棄されている。
関係改善を呼びかけた中村氏は、日亜に謝罪したわけではなく、共同開発を持ちかけている。まるで、日亜に「もう売れる技術がないからもっと技術をよこせ」とふんぞり返って言っているようにも見えてしまう。「ほれ。ノーベル賞受賞技術者と仕事ができる。こんなに名誉な事はないやろ?」みたいな。
【日経】ノーベル賞中村氏「日亜と関係改善したい」 共同研究も
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG03H01_T01C14A1TJM000/
というか、ネットの反応はそれなんだよね。
で、実際この報道をうけて、日亜のコメントがあって、その風潮に拍車がかかっている。
【変態】青色LED:日亜、ノーベル賞・中村氏と面談拒否
http://mainichi.jp/select/news/m20141104k0000e040197000c.html
勿論、世論を気にして表現はそれなりにソフトだが、取りようによっては随分と辛辣な内容だろう。
『中村教授は15年前に弊社を退職された方で、弊社は中村教授に何かをお願いするような考えは持っておりません。今回、弊社に対する深い感謝を公の場で述べておられ、それで十分。貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるよう祈っております』
「あ。いーえー。もーいいんですよ。気にしないでくださいね」
って奴である。こっち見んなと。もう関わってくれるなと。「公の場で述べて」のくだりが、中村氏との確執を濃厚に匂わせる。
で、最後に1つ、俺も日本のマスコミに釣られて誤解していた事があるんだけど。
404訴訟で中村氏は、200億円支払い命令を勝ち取って、最終的に8億円で和解した。つまり「勝った」という認識だったんだけど。
8億ってのはこれでも十分に中村氏をおもんばかった日亜側の配慮だったことに、今回気がついた。中村氏は和解後、「日本の司法は腐っている」とこぼしており、最高裁まで争えば負ける事が明らかだったらしい。
中村修二教授の不本意な和解(2005/1/18)
http://www.nozomu.net/journal/000145.php
1.当弁護団は、「①和解に応じなかった場合に予想される判決内容、②上告審で高裁判決が破棄される可能性、③破棄された場合に差戻審で認定される可能性のある金額、④上告審で一審判決の金額が支持される可能性、
(中略)
など、本件に関する全ての事情を考慮して、依頼者の最大利益は、和解勧告を受諾することと考える」と依頼者に助言し、中村教授はその助言に従い、和解勧告を受諾することとしました。
(中略)
など、本件に関する全ての事情を考慮して、依頼者の最大利益は、和解勧告を受諾することと考える」と依頼者に助言し、中村教授はその助言に従い、和解勧告を受諾することとしました。
なんだかなぁ。
なんだかどんより曇り空な、今回のノーベル賞受賞、なのであった。
中村氏、まったくええとこなしやん…。
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