昨日、iPS細胞より有力視される可能性がある新技術のお披露目があった。
産経は、朝刊も夕刊も、この記事がトップであった。
新型万能細胞開発した30歳女性研究者「『間違い』と言われ泣いた」
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140129/lif14012921480046-n2.html
これはいいニュース。
この新型万能細胞、今朝の産経の報道を見れば、iPS細胞に比べて万能細胞の生成の成功率がはるかに高く、そして安全性も高いとの認識のようだが、様々な問題点がまだクリアされておらず、実用化の目処はこれからである。
▲万能細胞化、最初の3日間のもの。緑色のマーカーをつけている
▲STAP細胞由来の100%キメラマウス。緑色のマーカーがついたまま
が。この技術は既存の常識を覆すものである。
拒否反応を起こしたネイチャーの反応は極めて常識的だ。
背景には、悪名高き黄禹錫(ファン・ウソク:ヒト胚性幹細胞捏造事件の主犯。山中教授のiPS細胞細胞の生成成功まで、再生医療の分野で研究の世界的停滞を引き起こした悪魔)の事件があったのは想像に難くない。
ここで注目したいのは、日本では、彼女の考えが叩き潰されず、ベテランの支持も得て論文も再提出し、陽の目を見た点だ。STAPの研究は昨日今日始まった事ではない。現在30歳の彼女は、STAPの研究開始時期にはうら若き20代なのである。ド新人だ。
無論、彼女自身が素晴らしいのは当たり前なのだが、ネイチャーのように頭ごなしに潰さなかった、日本の周辺環境も素晴らしいと思う。
昨今、日本の研究環境の劣悪さを語るマスコミ記事や識者の発言が増えていたのだが、日本もなかなか、捨てたもんじゃないなと思える「事件」であった。
同じ事が、中国や韓国にできただろうか。彼女が中国人や韓国人であったなら、決して陽の目を見る研究ではなかったのではないかと思う。アメリカ人であっても怪しい。
今後、日本の研究環境は国家的後押しもあって充実していく。麻生・安倍時代と再生医療研究環境は充実していっている。(この政権の間に、民主党の悪夢の3代政権が仕分けたのが玉に瑕だったが)
確か、麻生氏だったと思うが、再生医療分野で、日本をトップランナーにしたいとの意思をもって、国家予算の分配を増やしていたはずだ。
このまま、日本がこの分野で成功を繰り返して…、麻生氏の目の黒いうちに、彼の目指した方向性が花開いて実りの時を迎えてほしいと思う。
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生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命
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http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140129/lif14012921480046-n2.html
これはいいニュース。
この新型万能細胞、今朝の産経の報道を見れば、iPS細胞に比べて万能細胞の生成の成功率がはるかに高く、そして安全性も高いとの認識のようだが、様々な問題点がまだクリアされておらず、実用化の目処はこれからである。
▲万能細胞化、最初の3日間のもの。緑色のマーカーをつけている
▲STAP細胞由来の100%キメラマウス。緑色のマーカーがついたまま
が。この技術は既存の常識を覆すものである。
拒否反応を起こしたネイチャーの反応は極めて常識的だ。
弱酸性の溶液に浸すだけのごく簡単な手法で万能細胞が作れるという研究成果は、極めて常識破りで革新的な報告だった。それ故に、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と酷評され、掲載を却下された。
背景には、悪名高き黄禹錫(ファン・ウソク:ヒト胚性幹細胞捏造事件の主犯。山中教授のiPS細胞細胞の生成成功まで、再生医療の分野で研究の世界的停滞を引き起こした悪魔)の事件があったのは想像に難くない。
ここで注目したいのは、日本では、彼女の考えが叩き潰されず、ベテランの支持も得て論文も再提出し、陽の目を見た点だ。STAPの研究は昨日今日始まった事ではない。現在30歳の彼女は、STAPの研究開始時期にはうら若き20代なのである。ド新人だ。
無論、彼女自身が素晴らしいのは当たり前なのだが、ネイチャーのように頭ごなしに潰さなかった、日本の周辺環境も素晴らしいと思う。
昨今、日本の研究環境の劣悪さを語るマスコミ記事や識者の発言が増えていたのだが、日本もなかなか、捨てたもんじゃないなと思える「事件」であった。
同じ事が、中国や韓国にできただろうか。彼女が中国人や韓国人であったなら、決して陽の目を見る研究ではなかったのではないかと思う。アメリカ人であっても怪しい。
今後、日本の研究環境は国家的後押しもあって充実していく。麻生・安倍時代と再生医療研究環境は充実していっている。(この政権の間に、民主党の悪夢の3代政権が仕分けたのが玉に瑕だったが)
確か、麻生氏だったと思うが、再生医療分野で、日本をトップランナーにしたいとの意思をもって、国家予算の分配を増やしていたはずだ。
このまま、日本がこの分野で成功を繰り返して…、麻生氏の目の黒いうちに、彼の目指した方向性が花開いて実りの時を迎えてほしいと思う。
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