葉祥明さんの「オレンジいろのペンギン」です。
作者のサイン入りで、
日本語と英語が併記されています。
葉祥明さんにはなつかしい思い出の1冊があります。
ところどころに彼の絵をはさんで、後は自由に書き込めるようになった絵本仕立ての本というかノートで、30年前に買いました。
二男が小学1年生と2年生のときの詩、
日記や作文などの一部を書きとめてあります。
ワープロもまだ家庭には普及していなかった頃で、1文字1文字手書きをしました。
8歳の自画像、この本を作った小学2年生の春、息子がロットリングペンで直接、描きこんでいます。
奇しくも今日は38歳の誕生日、31年前の日記をひとつだけ抜粋します。
くじらぐもをべんきょうして(小学1年生10月31日)
ぼくは、こないだの たいいくのとき、くじらぐもをみました。ひこうきぐもも、かいじゅうぐもも、へりこぷたーぐもも みました。
ぼくは、いくらとんでも、くじらぐもに のれませんでした。
ぼくは、くじらぐもに みんなが のったところが おもしろかったです。ぼくも、くもに 一かいでもいいから のってみたかったです。くもにのったら そらをとんで いろんなところに いけるからです。
ぼくは、みんなが くものくじらにのるとき 下におちなかったから よかったです。
ぼくは、どうやって じゃんぐるじむに おりたか しりたいです。どうして くじらが そらをとぶか、しりたいです。あのくじらぐもは ほんとにいるのか、しりたいです。
どうして にんげんが そんなに とべるんですか。かぜのちからじゃ にんげんは、そらへ ふきとばされないのに、どうして くじらぐもに とべるのか わかりません。
ぼくたちも、くものくじらに のって あそびたいです。ぼくも、そらを とんでみたいです。
ぼくは、あのひとたちの がっこうは どんながっこうか しりたいです。