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よき菓子のある日は よき日 単帯(ひとえおび)
姫路の和菓子屋さん「杵屋」のペーパーバッグに記された俳句です。
季語の単帯が効いていて、久しぶりに俳句っていいなと思いました。
そこの和菓子「官兵衛」と「光姫(てるひめ)」です。
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才徳兼備と称された光姫を若緑色の黄味しぐれに写し取り、妻を守る官兵衛を黒ごまと抹茶餡で黒ごましぐれに表現、表面に散らした金箔で、側室を設けず終生をふたりで過ごした夫婦の愛の輝きを表したそうです。
5月17・18日に、「関西チャリティ100キロ歩こうよ」参加した夫が姫路駅で買ってきてくれました。
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官兵衛(1546-1604)と光姫(1553-1627)の物語、現在NHKの大河ドラマでも進行中です。
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いっしょに入っていた杵屋のリーフレット銘菓“沙羅”のしおりには次のように記されていました。
播州平野の奥、神崎郡福崎町にある「應聖寺」には樹齢200年を超える沙羅樹があり、初夏には見事な純白の花が境内を染めあげます。
銘菓“沙羅”はその美しさをお菓子として咲かせたいと、永く願われた應聖寺ご住職の立案を得て創作されました。
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「関西チャリティ100キロ歩こうよ」は100人の参加者が大阪から姫路までの100キロを10人前後のグループに分かれ、制限時間30時間内にグループ全員がいっしょにゴールを目指すというもので、昨年に続き2度目の参加でした。
今回のグループリーダーが和菓子屋さんだったこともあり、お土産にいろんなお菓子をいただきました。
沙羅のお花、清楚で涼しそうで好きです。
和菓子も優しそうでおいしそうです。
ご主人様、100キロ、歩かれるなんて健脚ですね。
いつも感心しています。
「官兵衛」も「光姫」もはじめての和菓子でした。
リーダーの方は大阪富田林市の豆菓子屋さんで、いただいた紫芋のもヘーゼルナッツの黒コショウのもおいしかったです。
100キロはなかなか大変ですが、途中でマッサージをしてもらう場所も設けてあり、みんなでゴールしたそうです。
夫は最高齢者、若い方たちといっしょに歩いたのが楽しそうでした。