<福島民報ニュースより>
ランドセルに涙 浪江小保護者に学用品返却
東京電力福島第一原発事故による避難区域が再編された浪江町の浪江小で26日、避難のため教室に残されたランドセルなどの学用品が保護者に返却された。
学校には朝から次々と保護者が訪れ、子どもの教室に向かった。机の上に置かれたランドセルと道具箱を袋に入れたり、壁に張られた習字や作文を涙ぐんで見たりしていた。久しぶりに会った知人と抱き合い、「今どこにいるの」などと近況を語り合う姿もあった。
避難先の白河市から来た会社員高野祐治さん(45)、千恵美さん(43)夫妻は震災当時6年生だった長男裕将君(14)、1年生だった次男雅貴君(10)の荷物を詰めた。祐治さんは「長男はもう中学3年で受験の年。時間の長さを感じる」と話した。新潟県柏崎市から、当時5年生だった三女ひかりさん(13)の荷物を取りに訪れた会社員渡部徳夫さん(50)は「マチは時間が止まったままで、思い出がよみがえってつらい部分もある。(返却は)微々たる一歩だが区切りでもある」と語った。
震災当時の同校の児童は558人。二本松市にある現在の浪江小で学ぶのは17人で、多くが県内外の学校に分散した。
学用品の返却は6、7月にも行う。学校側は保護者の要請を受け、昨年12月から調査、整理などの準備を重ねてきた。
学校には朝から次々と保護者が訪れ、子どもの教室に向かった。机の上に置かれたランドセルと道具箱を袋に入れたり、壁に張られた習字や作文を涙ぐんで見たりしていた。久しぶりに会った知人と抱き合い、「今どこにいるの」などと近況を語り合う姿もあった。
避難先の白河市から来た会社員高野祐治さん(45)、千恵美さん(43)夫妻は震災当時6年生だった長男裕将君(14)、1年生だった次男雅貴君(10)の荷物を詰めた。祐治さんは「長男はもう中学3年で受験の年。時間の長さを感じる」と話した。新潟県柏崎市から、当時5年生だった三女ひかりさん(13)の荷物を取りに訪れた会社員渡部徳夫さん(50)は「マチは時間が止まったままで、思い出がよみがえってつらい部分もある。(返却は)微々たる一歩だが区切りでもある」と語った。
震災当時の同校の児童は558人。二本松市にある現在の浪江小で学ぶのは17人で、多くが県内外の学校に分散した。
学用品の返却は6、7月にも行う。学校側は保護者の要請を受け、昨年12月から調査、整理などの準備を重ねてきた。
( 2013/05/27 08:29カテゴリー:主要)
*今となってしまえば、思い出の品と化してしまいましたが、子どもたちの手元にランドセルなどが届いたときの喜んだ顔が連想できます。私も先日持ち出したそろばん道具を、先週18人の子供たちに届けたところ、喜びの声が返ってきました。電話での声でしたが、子どもたちが成長したことを実感しました。
今から、ちょっと会合が。行って来マース。