昨日の続きです。
〇イノベーション・コースト構想の具現化について、ご報告いたします。
国が推進している「浜通り地域の新たな産業基盤の構築と広域的な視点でのまちづくり」を目指した「イノベーション・コースト構想」につきましては、昨年12月に浜通りの市町村長と、関係省庁などで構成する推進会議が設置され、これまで5回にわたって検討が行われました。そして「ロボット研究・実証拠点整備」「国際産学連携拠点整備」「スマート・エコパーク整備」の3つのプロジェクトについてとりまとめ、先日、短期・中長期に分けた取り組みを検討、実施することの中間整理がなされたところであります。
また、県が同時に検討を進めてきた「農林水産分野」と「エネルギー関連産業分野」のプロジェクトにつきましても、第1次とりまとめがなされ、国の推進会議に提言されたところであります。
町といたしましては、双葉郡北部の復興拠点としての役割と、ふるさとの再生に向けて、引き続き積極的に国、県に提案してまいりたいと考えております。
〇福島12市町村の将来像に関する有識者検討会について、ご報告いたします。
福島12市町村の将来像につきましては、国が主体となり昨年12月に有識者検討会が設置され、中長期かつ広域的な視点から「30~40年後の12市町村の将来像」について総合的な検討が進められてきました。
本検討会では、同時に進められてきたイノベーション・コースト構想推進会議からの提言を踏まえ、総合的な12市町村全体の絵姿を、平成28年度政府予算の概算要求前までに取りまとめることとしております。
検討会には、知事が地元有識者として参画しておりますが、下部の会議体として副首長級の意見交換会が設置されております。
町といたしましては、イノベーション・コースト構想同様、ふるさとの再生に向けて、引き続き積極的に国に提案してまいりたいと考えております。
〇交流・情報発信拠点整備事業について、ご報告いたします。
町民の帰還に向けて、交通の要所である国道6号線沿線に浪江町の復興の象徴であり、再生の足掛かりとなる「交流・情報発信拠点施設」を整備することとしています。5月21日には基本計画の策定にあたり、公募型プロポーザルを実施し、委託業者を決定いたしました。
今後は基本計画策定に向けての検討委員会を設置し、浪江町の拠点としてふさわしいコンセプトや、施設が備えるべき機能、整備位置の決定など、基本計画の策定作業を進めていきたいと考えております。
今日は、ここまで。