今日で、6月定例会が閉会しました。詳細については、まとめ終わりましたらお知らせします。
さて、昨日の続きです。
〇復興公営住宅整備について、ご報告いたします。
福島県が発表した、平成27年5月末の復興公営住宅の進捗状況は、整備予定戸数4,890戸のうち、5月末時点で完成したものは全体の12.3%であり、平成28年度末までの整備予定戸数は、3,391戸となっております。
県の説明によれば、今後、この予定から大幅に遅れることはないとしておりますが、町民の避難生活が長期化する見通しであることに変わりはありません。一日も早い整備を関係機関に強く求めてまいります。
次に復興公営住宅の募集状況についてですが、第三期募集が4月より開始されており、5月29日までの募集期間で実施されました。申込状況についてでありますが、南相馬市等の募集状況が思わしくない状況があります。これは、公営住宅整備計画の見直しが行われ、完成時期が遅れたこともあると思われますが、入居要件や諸費用の問題もあるのかと思われます。このような問題に対応するため、県及びコミュニティ交流員の委託先である「みんぷく」と協議を行っている所であります。
今後さらに、復興公営住宅入居に関する懸念をできるだけ解消し、入居に関する情報を正確に理解していただくよう、周知に努めてまいります。
次に、協定に基づく復興公営住宅の整備状況について申し上げます。
桑折町との協定により整備される復興公営住宅の竣工式が5月31日に行われ、浪江町民35世帯の入居が決定いたしました。浪江町との協定に基づいて自治体が整備するものとしては、初めての公営住宅となります。この住宅には東日本大震災で家を失った桑折町民12世帯も一緒に入居することとなっており、竣工式終了後には、両町の入居者による交流会が実施されております。今後、桑折町については39戸の追加整備が予定されております。
また、同様に本宮市により整備される復興公営住宅の3団地56戸については、平成27年度後半に入居可能となる見込みとなっております。
〇町内の公営住宅整備について、ご報告いたします。
町内に整備する公営住宅等の状況についてですが、昨年度に公営住宅の整備のための地形測量及び地質調査が終了しております。
今後は、整備予定地の関係者に事業内容についてご説明した上で、地権者の方との用地交渉を進め、早期整備に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。
また、雇用促進住宅については、昨年度末に建物の構造的な被害調査を実施し、改修・修繕により利用が可能であることが確認できましたので、今後、福島再生賃貸住宅として活用するため、関係機関と協議を進めているところでございます。
今日は、ここまで。