昨日の続きです。
○酒田農事復興組合による実証水稲栽培等について、報告いたします。
昨年度に引き続き、酒田農事復興組合において、水田約1.3ヘクタールの、田植えが実施されました。本年度については、販売を目的とし栽培し、全量全袋の検査結果により安全が確認できれば、備蓄米及び一般販売を実施してまいります。
5月18日には、農林水産省をはじめ、国・県の関係機関に参加いただき田植えを実施いたしました。本年度は販売を目指しての栽培となり、生産者の方々は、昨年度以上にやる気と責任感が芽生え、生き生きとした顔つきで田植えをしている姿を目の当たりにし、浪江町の農業再生への熱い思いを実感できたところであります。
また、本年度は、河川水を利用した栽培を実施し、河川水が安全か否かを確認いたします。この試験栽培で安全性が確認できれば、今後の営農再開に向けての大きな第一歩になるものと考えております。
○農事復興組合の状況について、報告いたします。
昨年度までに、酒田、立野、高瀬の3地区の復興組合が設立されました。それに続く、北棚塩、藤橋、西台行政区で農事復興組合設立に向け準備を進めております。
また、昨年度設立した高瀬復興組合においては、農地除染の完了報告を受け、4月から農地保全活動を開始しております。
○水産業について、報告いたします。
平成25年度から実施しています浪江町の「新しい水産業デザイン実現化事業」については、3ヵ年事業の最終年度となっています。現在まで関係者と協働で、請戸市場の基本設計、新しい漁法への取組み、新商品開発などに取組んできました。
今後、関係者間の合意形成を図り、より良い水産業にするための提言書をお示ししたいと思います。
○賠償支援関係について、ご報告いたします。
自民党・公明党の与党両党は、5月29日に「東日本大震災復興加速化のための第5次提言書」を政府に提出しました。この提言には今後の営業損害賠償や精神的損害賠償についても触れられており、今後、国・東京電力においては提言を踏まえた対応を検討する見込みであります。
これを受け、福島県としては、「福島県原子力損害賠償対策協議会(全体会議)」を6月7日に開催し、事業者や各自治体等の意見徴収をしたところであり、浪江町としても提言内容への意見について町の考え方をしっかりと発言してきたところです。
今日は、ここまで。
*コメントが荒れて残念です。「コメントの制限をすべき」か、それとも「ブログ更新をしばらく休む」か・・・。