2016年8月5日(金)
エギーユ・デュ・ミディ展望台にて
旅行に出る一週間ほど前から天気予報を見ていました。 正確なのかどうかはわかりませんがやっぱり気になるので。 予報ではこの旅行中の9日間、天気は決してよくありませんでした。 むしろ悪い。。。「激しい雷雨」という文字まで。
なので到着した日の晴れはとてもうれしかったし、フランス2日目のこの天気は「やっぱり。。。」という気持ちでした。 前夜は深夜から叩きつけるような雨になっていました。
朝起きると雨はやんでいるもののこの厚い雲。 前夜ツアーリーダーからの連絡は。 「天気は悪い予報ですがなるべく早くエギーユ・デュ・ミディに行ける準備をします。 ホテルの朝食は通常7時からですが、6時から食べられるよう簡単な物を用意してくれます。 食べる段階で予定を変えるかもしれませんが、とりあえず出かけられる準備をして、6時に食堂集合です。」
6時に集合した時点で、この日早朝からエギーユ・デュ・ミディに行くことは中止になりました。 簡単な朝食と言っていましたが、とても充実した朝食です。 まずはゆっくりいただきましょう。
上はシリアル、ドライフルーツ、ナッツ、フレッシュフルーツ、各種ヨーグルトなど。
パン各種にチーズ、ハム、パテなどが豊富に! これ本当に美味しかった!!
朝食後は 10:30 まで自由行動となっていましたが、「この時間に翌日の星撮影教室をやろうか。」という話になり、全員賛成で実施。 プロジェクタまで用意してくれて、しっかり講習を聞きました。
8時過ぎに講習会が終わり、空が明るくなってきたので 10:00再集合に変更となり自由時間です。 お友達になったKさんと街をブラつき、写真を撮ります。 ここは国有鉄道モンブラン駅の中。 プラットホームに入れたので電車の写真が撮れました。 上の写真はKさんが撮ってくれました。
車両の一部には自転車を積む部分があります。 後日乗ったバスの後部にも自転車専用の部分がありました。
8時ちょっとすぎですがカフェでは飲み物を飲んでいる人達がいます。
駅の近くの教会です。 ブレバンの近くにも教会がありましたが、街や村には大抵カソリックとプロテスタント、二つの教会があるようです。
その教会の植え込みに。。。ホザキシモツケ?
シモツケ? へぇぇ。
スーパーの野菜や果物。 上のトマト、2.99ユーロ/1kg。 1ユーロ=114円くらいなので、340円/1kg くらい?
トマトの下の段のオレンジ色がアプリコットです。
野菜や果物は安いのだそうです。 それにこういう形で売っていると美味しそうですよねぇ。
山にはまだ雲がかかっていますが、集合時間になるのでホテルに戻ります。
みんなでエギーユ・デュ・ミディへのロープウェイ乗り場に行きます。 時間節約のためお昼ごはんにはパン屋さんでサンドウィッチを買って行きます。 お店は奥に見えるベージュのシェードのお店ですが賑わっていますね。
だって、こんなに美味しそうなんですもの。w サンドウィッチを買いに来たのに、他に目移りしてしまいます。 私はここでホウレンソウのキッシュを買いました。
さあ! いよいよ 3,842m に上がって行きます! しかし、こんなに空いていることはめったにないそうです。 大抵はチケットを買って、ロープウェイに乗るまでに2時間ではきかないとか。 まぁ、空にはまだ厚い雲がありますので、クライマーたちがいないせいもあります。 観光客も行くような空ではありません。 が、写真家たちは雲待ちをしようと言う事で、上がって行くのです。w
こちらは料金表です。 エギーユ・デュ・ミディ最高点の展望台へ行くと往復で6000円くらいかかります。 が、シャモニに数日滞在し、各所でロープウェイ、リフト、登山鉄道に乗るなら、全てに使えるパスを買うとお得です。 私たちも 8/4~8/7 の4日券を購入し、100ユーロでした。 約11,400円なのですが、結果もとは充分にとりました。w
ロープウェイに乗る前に現地ガイド白野さんからこれをいただきました。 なにやら酸欠による諸症状を緩和するそうなのです。 ワラにもすがる思いで頂きました。w
じゃ、ほんとに行きますよ。 空いてますね。
2番目のロープウェイ待ち。 しかしロープの先が。。。(;´д`) いや、青空もあるっ!
はい。 最後のエレベーターです。 空いてますね。w
待ってろ! 3,842m!!
ゴォォォーッ!!、って感じ。w
ま、そんなに風は強くなかったんですが、でも雪が横に降ってました。w
ここにきてエビの尻尾を見るとは。。。ww
天候回復を待つために下の階にある博物館に来ました。
ここに往年のクライマー達の写真、使った道具などが展示されています。
無料休憩所のような所で買ってきたお昼ごはんを食べます。
わたしのキッシュ。 ほんとに美味しかった!!(*´д`*)
あのお店のケーキも食べたかったなぁ~。
この氷で覆われたトンネルのような所は、氷河を横断して行くクライマー達が外へ出て行くポイントです。
奥の柵を出て行けば、ヴァレ・ブランシュ氷河です。 この日は誰もいません。
その後売店を見たり、カフェでコーヒーを飲んだりしましたが、天候は一向に良くならないので、
この日の展望は諦め、下山することになりました。
こんな空でしたから。。。残念。。。。
後日イタリア側に行った日に天気が良ければ、もう一度ここに来ることができるでしょうか。
と言うわけで、2時間半ほど 3,800m付近をウロウロしていました。
建物内部の構造は複雑で階段の上り下りもあったせいか、後半は少し息苦しくなってきて、
ちょっと階段を登っただけでハァハァ、クラッとくるようなこともありました。
幸い頭痛はありませんでしたが、わたしにとってもこれが限界の時間だったかもしれません。
と言う事は、わたし富士山に登るのは無理なのかな?
雲の下の下界に戻る。。。ちょっとホッとしていました。
その後、国有鉄道シャモニー駅の裏側にある、登山列車の駅に向かいました。
朝、シャモニー駅のプラットホームに行ったのですが、こちらの駅は気付かなかった。
昔の登山列車が展示されています。
急こう配のためレールの間に歯車があって列車を支えるような仕組みもあるようです。
こちらも4日間パスで乗れます。
終点のモンタンベール。(Le Montenvers 1,913m)
正面にはドリュ針峰がそびえるはずなのですが、あいにく雲の中。
山上から流れおちる滝を見るのがやっとです。
そして足元から右手奥に続くメール・ド・グラス氷河。(Mer de Glace)
う~ん、残念な眺め。 ま、こういう天気の日に見れたのも良し、とするしかありません。
が、乗ってきた電車に飛び乗り、とんぼ返りすることになりました。 パスを持っているからできる荒業です。w
この日の夕食は外食。
外を歩いている時に撮った空。 日没は21時ごろなので、ずっと明るい。w
翌日の予報はどうやら良い天気らしい! 明日に期待です!!
でも4000m近い所まで登れた事、エビノシッポが見られたのは良かったですね。
高所になれば夏の時期でも天気が悪ければ冬と同じ~も納得、です。
雲の中のロープウエイ~クライマー達が出て行くポイントまで行けた(見れた)のも良かったですね。
>日没は21時
私も以前、ドイツに行った際、21時頃日没、3時頃夜明け~でした。
欧州は緯度が高いので今の時期は昼が長く、色々楽しめた様ですね。
それにしても、まさか雪が降ってこんなに凍りついているとは
思っても見ませんでした。
万年雪やら氷河やら、というのも納得できますね。
驚くべきはスイス、ツェルマットには標高 3,883mに
クライン・マッターホルン展望台があるそうですよ。
この時期シャモニの日の出時刻は6時ごろでしたので、
朝の撮影には良かったのです~。
車両のカラーもオシャレですね。
街並みや教会も
野菜や果物のディスプレイまでオシャレに感じます。
エギーユ・デュ・ミディ展望台、真冬状態!
色や建物や、やっぱりお国柄と言うか、
地域の文化と言うか、
そういうものが感じられて良いですよね。
ミディの上は本当の冬でした。
いや、本当の冬はすっごいことになるんでしょうねぇ。