S2000奮闘記

スポーツカー偏愛録。
S2000のメンテナンスノート。

F1日本GP ・2007 =おまけ=

2007年10月07日 | レース観戦記
色々な意見が飛び交っているけど、現場の人達は良くやって頂いたと思う。
ずっと雨の中で立ちっぱなしで仕事をしてくれた。
駐車場の係りの方も、シャトルバス乗り場の係りの方も、バスの運転手サンも明るい声で挨拶をして頂いたし、みんな親切にしてくれた。
会場に到着すると、みんな素敵な笑顔でボクたち観客を気持ち良く送り出してくれた。

それなのに治まらない怒りが暴言となって現場の人達に降り掛かる光景があちらこちらで見受けられて、とても悲しい気持ちになった。
現場の人達は悪くない。
多くを語れるほどボクは偉くも無いのでモノ言うつもりは無いけど、次回の開催までにはもっと沢山の『打つ手』を富士の(トヨタの)経営陣には用意しておいて欲しい。もっと海外や鈴鹿の開催状況を調べて工夫をして欲しい。そして次回の開催こそは、夢を見せる(与える)イベント経営をして欲しい。

写真は9月30日(日)決勝後のシャトルバス乗り場へ向かう途中。
どこまでも続く長蛇の列。
降りしきる雨の中、動けないでいた。
チェッカーフラッグを見終えてすぐに移動したけど、すでにこの状態。
周りでは、怒り声や子供の泣き声が聞こえた。
警察、救急車も出ていた。

雨も降らなかったら、ここまで交通渋滞は起きなかっただろう。
晴れて綺麗な富士山も見えていたら、多少のバスの遅れも大目に見れただろう。
雨を防げる仮設のテントがもっとあったら・・・
食事が出来るベンチがもっと沢山あったら・・・
もっと沢山の休憩所があったら・・・
多すぎるくらい悔やまれる事があるが、不運が重なったとしか言い様が無い。
次回の富士は、笑顔で終われる開催を願おう。
2008年は晴れたらイイね♪



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F1日本GP・2007
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F1日本GP・2007 =決勝=

2007年10月07日 | レース観戦記
2007年9月30日(日)
第15戦日本GPの決勝レース。
Honda Racing F1 Team のジェンソン・バトンは、6番グリッドからのスタート。
正直、この日までジェンソン・バトンというF1レーサーは個人的にあまり好きではなかった。

まだ若い彼と比較をするのは可愛そうな事だがHonda F1のステアリングを握り、勝利を掴み取って沢山の興奮と感動を与えてくれた往年のドライバー達(ネルソン・ピケ、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、中島悟などなど…)と比べると個性が薄い様な気がしていた。
それと前三者(ピケ、セナ、プロスト)は、マシンのメカニズムに対する関心が極めて高く、燃費を考慮した走りができ、また正確なフィードバックを返すことが出来たらしいが、ジェンソン・バトンは後者のマンセルと同様にそれらの作業がそれほど得意ではないドライバーらしいと聞いたので、尚更だった。
若くして輝かしい経歴と甘いマスク・・・
彼を見るたび「栄光と顔でF1は走れない」と皮肉も込めてそう思っていた。

しかし、富士で見たジェンソン・バトンは、ボクの想像のジェンソン・バトンとは違っていた。
序盤の接触でフロントウィングを失い、ノーズ交換のためにピットインしたので20番手まで順位を下げてしまったが、ここからの追撃が凄まじかった。
アロンソとハミルトンの同門対決よりも、終盤のライコネンとコバライネンの激走の2位争いよりも、琢磨と左近の頑張っている姿よりも、ジェンソン・バトンの追走劇が今回の富士でボクを一番熱くさせてくれた。

20位まで落ちたときは、正直「もうダメだな」と思った。
雨はひどくなる一方で、たとえこの雨で各マシンの差が縮んだとしてもRA107は噂どおりに遅く、富士のストレートでスピードが伸びないのは素人のボクが見ていても分かるほどだった。
この車に対するバリチェロの暴言も仕方ない事だと同情をしてしまうほど上位のマシンとの差は歴然としていた。

それなのにカーナンバー「7」は、まだ諦めていなかった。
最終コーナーを周りボクらの前を通り抜ける度に、着実に順位を上げて帰ってきた。ラップを重ねるごとに順位を一つずつ上げるバトン。
いつの間にか目が離せない存在になって、手に汗を握りながら応援をしていた。3mを越すであろう水しぶきの中を走るバトンは、まるで「気迫の塊り」の様だった。
Hondaのエースとしてのプライド、
車に対するジレンマ、
今季の成績不振・・・
色んな思いがあったであろう。
すぐ目の前で見ていると、そんな思いがRA107を駆り立てたのかと思わせるほどの熱い、もの凄く熱い走りだった。
最終周に琢磨との接触でストップしてしまい11位完走扱いとなったが序盤の接触さえなければ・・・。本当に悔やまれるレースだった。

バトンの走りを見ていたおかげで!?あのRA107のデザインでさえカッコイイと思ってしまいました(笑)。それ位、素晴らしい走りでした。


「おかげ」でと言えば・・・もう一人☆
今回も同行人が奮闘してくれたお陰で「A1」という素晴らしい席で初のF1観戦を心から楽しめました♪
響き渡る爆音に鼓膜も心も奪われました!!
ありがとう。感謝します(-.-)v

9月29、30日 S2000走行距離 584.3km



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