S2000奮闘記

スポーツカー偏愛録。
S2000のメンテナンスノート。

Cinema / 21世紀少年・前編

2008年11月07日 | 雑記
2008年11月7日(金)
上映期間終了日になってようやく重い腰が上がり「20世紀少年」を見てきました・・・というよりは同行人に連れられ・・・連れて行ってもらいました(笑)。落ち着きのない人間ですので3時間近くじっと座っているというのは不可能に等しいのですが(ボクの場合歩いて作品を見る美術館の方が向いているのかもしれません・・・笑)、率直な感想は「面白かった!」です。第二章も見る気でいます!(笑)。久しぶりに聴いたT・レックスの「20th Century Boy」にも胸が躍りました!Marc Bolan最高(-.-)v

浦沢直樹氏の作品の中で「MASTERキートン」や「MONSTER」の二つが個人的には大好きで、世界情勢が大きく変化した後のヨーロッパ諸国を舞台にした二つの作品を読んでいると人間の‘心の闇’が読み手の心の奥底にそっと突き刺さる様な感覚が好きで、漫画を読んでいるというよりは小説を読んでいるのに近い感覚で読んでいました。一気に読めてしまい、読み終えると深く考えさせられる。そんな作品だと思います。「良い漫画」だと思います。故手塚治虫氏が生前に仰っていたそうです。「良い漫画を書きたかったら、一流の芝居を見て、一流の音楽を聞いて、一流の小説を読んで‘本物’に触れなさい」と・・・。

今回の「20世紀少年」のキャストは国内の‘一流’役者が揃っていて豪華な出演陣。実際の年齢がバラバラな役者を集めての同窓会シーンには少しばかり無理も感じられたけど(汗)。主人公のケンヂが原作より二枚目過ぎたが唐沢寿明氏の演技力は素晴らしかった。大河ドラマの主人公を演じた実力は折り紙付きである。ふざけたトレンディドラマのウ●コみたいな主人公を演じて天狗になってる顔だけのアイドルとは雲泥の差だ(比べるのが失礼だな!)。豊川悦司氏が演じたオッチョもハマリ役だと思った。あんな風に自由でワイルドで長髪が似合う40代になれたらいいナ!仲間の中で一番最後にケンヂの元へ駆けつける場面で小学生時代の記憶とオーバーラップするシーンには鳥肌が立った。本当に困ったときに手を差し伸べてくれる親友ってイイよね!ヨシツネ役の香川照之氏の演技力にも脱帽。自分が持っている香川氏のイメージは数年前の大河ドラマで演じた豪快で破天荒の豊臣秀吉のイメージが強く残っている。それなのでひ弱そうなヨシツネを演じた香川氏には意外でしたがコミックに忠実に演じていたので演技に幅のある役者だと深く感心しました。幅のある役者と言ったら竹中直人氏でしょう。今回は10分と満たない短いシーンでの登場でしたがかなりのインパクトを与えてくれました。シリアスなシーンでしたがその表情に笑ってしまいました。アレは一種の「顔芸」と言ってもいい位に素晴らしいです。幼少時代のヤン坊・マー坊もコミックから出てきたくらいにソックリでした。あの年齢で立派なメタボ体格。将来が心配です(笑)。

メタボと言えばこの国は個人のウエストにまでも、あ~だこ~だ言ってきている。挙句の果てには健康診断を促す始末。その先には運動管理や食事制限。役人が騒がしい国だな。自分の体は幸運にも管理下に置かれていないから来週末に迫り来る健康診断はテキトーに流して看護婦さんと・・・(-.-)v

映画「20世紀少年」を見ていたら何だかとてもノスタルジックな気持ちになった。秘密基地にレーザー銃、ギヤ付き自転車に駄菓子屋と懐かしいモノがスクリーンに次から次へと映し出された。どこか見覚えのある風景。あの頃一緒に遊んだ友達の眩しい笑顔が瞼に浮かんだ。今のボクらはあの頃のボク達へ誇れる大人になっているだろうか?時々思うんだ「子供の頃に死ぬほどなりたくなかった様な大人に年々近づいている気がする」って。何が真実で、何が正しいのかさえも見失いそうだ。あの頃に思い描いていた未来とは程遠い現実を送っているけど、その運命の流れを変えようとしても重い鉄の扉のようにビクともしない。でも変えなきゃいけないんだ。「今」に浸っていないで「今」に満足せず歩みを進めなくては自分が望んだ未来が見えないはず。だから明日もパンクでハードなロックンロールをブチかますよ!

S2000とは関係のない話ですね(笑)。
乱筆乱文ですが自分への戒めと思って綴っておきました。




Ah、荷物がまた一つ増えて急行に乗り遅れた
馬鹿を見る役回りでもそれはそれでいいさ
ため息がまた一つ増えて平凡に慣れてゆく
思い出の中だけに生きるそんな暮らしまっぴらさ

どんな涙にも意味があるのさ
夜の数だけの真実があるだろう

Dear my friend
相変わらず飲んだくれて追いかけているかい?
Dear my friend
うまくやろう!投げ槍にはならずに・・・
SNAKE HIP SHAKES「DEAR MY FRIEND」



真夏の夜の夢 2008
諸橋近代美術館へ





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2008年 ぶらり旅「鬼怒川温泉 編」

2008年11月07日 | 周遊紀行 / 栃木
2008年11月7日(金)
鬼怒川、川治方面へ出掛けてきました。
紅葉がとてもキレイでした。
もう麓の温泉街近くまで下りて来ていました。
赤や黄に色づいた木々を見てキレイだなぁ~と思うようなったというコトは
年を取ったことでしょうか?(笑)。
いくつになっても、ドコへ行っても
綺麗な景色を見たら素直にキレイ!と思える感性をいつまでも磨き続けていきたいですね。

車窓の風景
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