Quelque chose?

医療と向き合いながら、毎日少しずつ何かを。

母乳と味嗜好

2019-07-19 | 医学・医療・健康
Association of Infant Feeding Patterns with Taste Preferences in European Children and Adolescents: A Retrospective Latent Profile Analysis.
Sina E et al. 
Nutrients. 2019 May 9;11(5). pii: E1040. doi: 10.3390/nu11051040.

欧州の子供達を対象として、乳児期の食習慣と、味嗜好との関連について調べた研究。

5526人の欧州各国の小児(6-16歳)を対象として、家庭での嗜好調査:甘味、脂肪、苦味、そしていくつかの食品についての嗜好性をアンケートで調査した。加えて、母親からは母乳のみ、人工乳のみ、あるいは混合栄養であった期間、および離乳食開始年齢について報告してもらい、ロジスティック回帰分析と潜在クラス分析を用いて、味嗜好との関連について解析した。

その結果、

予想に反し、乳児期の食習慣と、6-16歳における味の嗜好との間に、明らかな関連はみられなかったと報告されている。

赤ちゃんのときに飲んだのが母乳でも人工乳でも、その後の好みに変わりなし、という結論。