Quelque chose?

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銀座で、無料アート鑑賞

2019-07-28 | アート
用事があって日比谷に向かうことになり、少し早く出て銀座から歩くことにした。

まずはGINZA SIXのArtglorieuxに立ち寄って、「魅惑のコンテンポラリーアート展」をのぞく。実はGINZA SIXは初めて。なんていうか、インバウンド向けの商業施設なのかな?



ロッカクアヤコの「早生まれ行進曲」や、KAWS、INVADERらの作品。
特に個人的には方眼紙にキャラクターが描かれたINVADERのモザイクアートが面白かった。ていうかこれ、こどもに大人気だろうな。

・・・しかしどれも、お値段を見て現実に戻る。どれもとりあえず手が出ません。

さて、そこから中央通りを少し歩いて資生堂ギャラリーへ。
資生堂ビルの行列の横を通り過ぎて、薄暗い地下に下りていくギャラリー。



「第13回shiseido art egg」今村文展。
"独自のドローイングが形づくる花や虫に囲まれた世界をインスタレーションとして構成"とある。

下の「ぼたん羽虫華蔓」が、入っていくとまず目に入る作品。
純な描画でなく、紙の上に水彩画および繊細なコラージュ(が施されている。ほのかな照明に、少しきらきらと光るようなのは羽虫か。


さらに進むと、そこは花と虫がつくりあげる不思議な「生活空間」。

"今回はギャラリーの中に最も身近な日常生活の場である自身の部屋を持ち込み、その中から花や虫が無造作に増殖し広がっていく小さな庭のインスタレーションとして作品を構成します"(解説より抜粋)。

「見えない庭」というタイトルの寝室。
実際にはありえない花と虫のあるベッドサイドなのだが、今村さんは今回、"庭を作る場所として私は寝室を作りました"と述べている。
(近づいてみるといろいろ細かく手が込んでいて面白い)


「第13回shiseido art egg」、今村 文展は今日が最終日。
この後は、小林 清乃展、遠藤 薫展と続くそうです。