5月の連休というと思い出すのが、子供が小さかった頃。
いちばん手がかかって、クタクタで疲労困憊していた時、私は休日が大嫌いだった。
理由は簡単。夫がたいてい終日仕事で、当時は地方ロケも多くて、朝から眠りにつくまでひたすらワンオペ育児だったから。
ふだん頼りにできるママ友は家族と過ごすし、ホッとできる瞬間の子供番組はやってないし、家族で車を出して楽し気にお出かけする家族を横目に、嫉妬ばかりした。
運動会も、幼稚園から小学校卒業まで、夫が参加できたのは2回だけ。
(うち一回は殆ど徹夜明けで超機嫌がわるく、残り一回は敷物の場所取りを頼んだらわけのわからない場所にされて、2回とも大喧嘩😆 )
遊びたいとか休みたいなんて言わない。子供がお父さんと公園に行っている間に家事に専念できる幸せがほしい、そんなことばかり思い続けた。
前にも書いた気がするけど、すべてが晴天に恵まれた、いつだったかの5月の連休に、二人だけで大きな公園に行った。
ヤケクソでボートまで漕いで「これで将来グレたらぶっ飛ばす!!」と、青い空を仰いだっけ。
そして月日は流れて、娘は高校3年になって、休みもなく部活に専念している。
引退前の最後の試合と思いきや、7月のリーグ戦にも出ようかなと言ってる。
キツネにつままれたように成績も優秀になった。
気がついたら「どっか連れて行って」なんてもう言わなくなったけど、JKの懐事情ではサイゼとかマックしか行けないというから、私がたまに友達と会った時に行く、お気に入りのカフェでオムライスをごちそうした。
その後、夏のワンピースを1着買ってあげて、今年のサービスは終わり。
子育ては夢のように過ぎる。