時間と共に、潮の流れが変化していった。
朝間詰めは、0.8ノット前後で北東へ流れていた。
8時を過ぎると、段々と流れが緩くなってきた。
海は、べた凪ぎ状態。
干潮の潮止まり前後には、流れが止まってしまった。
速度表示が、0.0になっている。
潮が動かなければ、少しでも動くところを探そうと、深場に船首を向けた。
なかなか、良い感じに動く潮に当たらない。
「移動しますね。上げてください」
横山さんに、そう声掛けした時、不意にアタリが来た。

「何か来ました」
仕掛けを回収途中のアタリ。
「シーラかも知れませんね」

船首方向に走った獲物が、海面でジャンプ。
「シーラですね」

1メートルクラスの、雄のシーラだった。
「よー走る」と、チョット感心する。
少しずつ深場を探っていると、風が南東に変わってきた。
白波が立つほどではないが、気になる。
深場へ向かうのを止めて、水深60メートルあたりに戻る。
ここも、ベイト反応は凄いものがある。
時には、魚探が水深を間違えるくらいの、ベイト反応がある。
そのベイト反応の中を流していく。
横山さんにアタリが来た。

時折、ドラッグ音が鳴る。
「真鯛みたいですね」
「多分、真鯛ですね」

58センチ、2.8キロの雌の真鯛。
しっかりと神経締めをして、血抜きする。
今日のアタリは、少なかった。
針掛かりして、良い感じの重量感が伝わってくるが、針外れ。
昨日からの、負の状況は変わっていない。
ただ、潮自体は、透明感のある良い色をしている。
何かのリズム変化で、食いが上がってくる気がする。
朝間詰めは、0.8ノット前後で北東へ流れていた。
8時を過ぎると、段々と流れが緩くなってきた。
海は、べた凪ぎ状態。
干潮の潮止まり前後には、流れが止まってしまった。
速度表示が、0.0になっている。
潮が動かなければ、少しでも動くところを探そうと、深場に船首を向けた。
なかなか、良い感じに動く潮に当たらない。
「移動しますね。上げてください」
横山さんに、そう声掛けした時、不意にアタリが来た。

「何か来ました」
仕掛けを回収途中のアタリ。
「シーラかも知れませんね」

船首方向に走った獲物が、海面でジャンプ。
「シーラですね」

1メートルクラスの、雄のシーラだった。
「よー走る」と、チョット感心する。
少しずつ深場を探っていると、風が南東に変わってきた。
白波が立つほどではないが、気になる。
深場へ向かうのを止めて、水深60メートルあたりに戻る。
ここも、ベイト反応は凄いものがある。
時には、魚探が水深を間違えるくらいの、ベイト反応がある。
そのベイト反応の中を流していく。
横山さんにアタリが来た。

時折、ドラッグ音が鳴る。
「真鯛みたいですね」
「多分、真鯛ですね」

58センチ、2.8キロの雌の真鯛。
しっかりと神経締めをして、血抜きする。
今日のアタリは、少なかった。
針掛かりして、良い感じの重量感が伝わってくるが、針外れ。
昨日からの、負の状況は変わっていない。
ただ、潮自体は、透明感のある良い色をしている。
何かのリズム変化で、食いが上がってくる気がする。