寒さの峠は越えたというものの、今朝も寒かった。
午前中は曇り空で、北寄りの風が冷たかった。
ここ1週間は強烈な寒さで、家庭菜園のエンドウ豆の苗が可成り傷んだ。
お客様も、コロナの影響が有って、キャンセルが入ったりする。
今日も「コロナの濃厚接触者」の疑いがあるとの事でキャンセルが入り、一人で頑張って頂いた。
午後からは、北西の風が強くなる予報。
「何処から入ろうか」と、ポイント選びに慎重になる。
それと言うのも、水温が16度とかなり低くなっている。
魚の動き自体に、大きく影響している可能性が心配される。
今日の狙いは、新春の真鯛。
最初のポイントに入ると、ベイト反応はまずまずと言った感じだった。
一流し、二流しとアタリが出てこない。
流すコースを少しずつ変えながら、探って行く。
アタリが、来た。
竿先を叩く感じが有る。
「真鯛かも…」と、期待したのだが…。
水温低下が影響しているのか、食いが浅かった様子。
外れてしまった。
気持ちを入れ替え、ドラッグ調整を緩めにして、再度アタックする。
今度のアタリは、真下に突っ込んでいく。
ドラグ音が鳴る。
「青物かもね」
慎重にやり取りして、浮かしていく。
「鰤ですよ」
丸々と太った鰤が、上がって来た。
まずは、一匹目の釣果にホッとする。
ポイントを変えながら、釣果を拾っていく。
レンコ鯛、ウッカリカサゴ、真鯵がポツポツとヒットして来る。
レンコ鯛のアタリは、連続して来る。
中には、真鯛と思われるアタリが有るのだが、食いが浅くて苦戦する。
針外れが、かなりの数出た。
強いアタリには、ニベも有る。
この時期の、主役ともいえるニベ。
最初の引きは強いのだが、後は、思いだけで浮いてくる。
空気抜きをして、海に帰す様にしているのだが、中に帰りきらないものもいる。
そんな中に、竿先を叩くアタリが来た。
「多分、真鯛やろね」
ドラグを緩めに調整してある分、じっくりと巻き上げて行く。
姿が見えた。
58センチの、綺麗な真鯛。
これから、乗っ込みの時期に入るだけに、その走りだろうか。
「やっと来た」
思わず、笑顔がこぼれた。