「自分に自信がない大人」が育つ家庭環境
よほど楽観的な人でない限りは、みんな何らかの不安を感じながら生きています。 一見
順風満帆の人生に見えるけれど、毎日が不安になってしまう人もいます。このような人は、
「自己肯定感(自分の存在そのものへの自信)」が十分に育っていないケースもあります。
自己肯定感は、子供時代に親や周囲の人に、自分のいいところだけでなく、悪いところも
含めてを受け入れてもらった経験がないと育ちにくいものなのです。
子どもは自分の存在そのものが受け入れられている実感を持つと自己肯定感が育つ。
子どもの「いい部分」だけを評価し、受け入れる育て方だと、子どもは「自分のすべてを受け
入れてもらえる」という実感を持つことができません。これでは自分の存在価値に自信が
持てないので自己肯定感は十分に育たず、大人になってから生きていることへの漠然とした
不安を抱えやすくなってし まいます。
自己肯定感を持てないまま大人になってしまった人は、他人からの期待に応えなければ
ならないという思い込みを捨て「ダメなところも人に見せてもいいんだ」「私は、私でいい」と
自分に言い聞かせるのは一つの方法として挙げられます。 また、今の自分の状態が
周囲の人々によるものだと感じるのであれば、彼らとの関係を見直してみる必要もあります。
自己肯定感を持てているかどうかは、人生の幸せを実感する上でも、仕事や家庭生活など
全ての対人関係に関わる上でも、大事な問題です。 もし、あなたが生きることに漠然とした
不安を抱えているなら、もしかしたらそれは幼い時に自己肯定感を十分に育てることが
できなかったからかもしれません。
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