デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

製品開発者は”機能

2017-08-12 05:38:04 | QFDの活用

製品開発者は”機能"にばらして考えろ >> という本を読んでいるところです。
「機能」とは、システムの働きを記述したもので、車だったら、走る、曲がる、
止まる、といったものです。S(主体)が、O(対象物)に働きかける(V)の
S+V+Oの形で表現されます。機能で考えるメリットは、システムの存在目的、
顧客の機能への期待を理解・把握できることです。

企画、デザイン、設計など、開発に携わる人は、本来、顧客の顕在的・潜在的な
要求を実現することが目的のはずなのですが、往々にして自社の利益が目的化し、
顧客の顕在的・潜在的な要求を置き去りにしてしまいます。

利益は、顧客が商品やサービスを利用してくださることによってもたらされる
ものですから、企業が少しずつ成長し存続するためには、先ず顧客の顕在的・
潜在的な要求を満たすことができる商品やサービスを提供することが大切です。

「製品開発者は(商品やサービス)を”機能”にばらして考える」ことによって、
顧客の顕在的・潜在的要求を満たすことができるのです。

例えば、テレビの機能であれば、送られてくるデータを余すところなく忠実に
再現することですが、映像はより大きく、音には迫力を、という要求も
あるわけですね。願わくば、筐体は薄く、価格も妥当にということです。

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