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いつだって明日はいい日

尾瀬ヶ原② 復路 

竜宮小屋でUターン、往路を戻る。
小屋の周りは休憩している人が多いので避けて、少し歩いてから休憩しよう。


今度は背にしてきた風景を眺めながら歩く、至仏山に続くように延びる木道。
『至仏山(シブツサン)』
その名の通り、真っすぐ登って行ったら仏に至りそうな、穏やかなたおやかな山容。
一番好きな山かもしれない。
しかし無雪期に登ったのは一度だけかな?2回かな?忘れてしまうくらい昔のこと。
雪の時期は何度かな?忘れた(笑)。
尾瀬ヶ原を見下ろして、あの斜面を滑る時のドキドキワクワク感。
いろんな人と登っていろんな事があったね。
もう一度、あの斜面を滑ることが出来るだろうか…夢をみている。

ミツガシワ。
水の中に咲く。


伏流水が湧き出している場所。
よく見ると小さな魚がたくさん泳いでいる。










鳩待峠から下ってくる途中に追い越した歩荷さんとすれ違う。
何キロくらい担いているのか?どこまで運ぶのだろうか?
凄いなぁと尊敬。
なるべく邪魔にならないように!
感謝を込めて「お疲れ様です」と挨拶してすれ違う。
「ご苦労様」は上から目線で嫌いだ。
「お世話になります」「ありがとうございます」そんな気持ちも込めて「お疲れ様です」なのだ。





ワタスゲのホワホワした姿に癒される。


この花を見て
(「たぶん私だけだと思いますが…」←これ分かる人いたら嬉しい
モフモフのオオカミちゃんの毛玉を連想してテンション上がる。
そうなのだよ、ずっと歌いながら歩いてるのはMAN WITH A MISSION
『FocusLight』『Remember Me』
歩くテンポが丁度いいのだ



だいぶ竜宮から歩いた。
お腹すいたのでベンチで休憩。
人を避けて木道を背にして座る。

湿原に育つダケカンバはクネクネと曲がっで育っていた。
風の強さ、豪雪地帯、過酷な自然を物語る。




お湯を沸かすのも面倒でコンビニで買ったパン1個かじって再び歩き出す。
登山客が増えてきた。
木道を行列で歩きたくはない。

燧ヶ岳の雲は取れることはなかった。


いちおう尾瀬らしく水芭蕉。




皆さんが思い浮かべるのはこんな可愛らしいサイズ。
場所によってはお化けみたいにデカイのもある。




至仏山が近い、森の中に入ると山の鼻。


12時21分、山の鼻着。
行きとは変わって多くの登山者で賑わう。
既にテントもいくつか張られていた。
喧騒を避け、休むことなく鳩待峠への道を急ぐ。

行きはよいよい、帰りは…。
往路は下りでラクラクだが復路は緩やかでも延々と登りなのだ。




多くの観光客(登山客とは言えない)やツアー客とすれ違う。

尾瀬、行けるかな?って不安いっぱいだったけど、すれ違う人々を見るとガッカリする。
こんなに緩くて来ちゃうんだよな、自分は力が入り過ぎなのか心配性なのか?いや、山を舐めちゃいけない。
自然はご機嫌を損ねると許してはくれないのだ。

ツアー客は中高年が殆どで、装備も立派なのだが…
ガイドさんに手を引かれて下るオバサマ、ストック振り回すオバサン(危険だ!と注意したが理解していないだろう)
遠足の子供達よりもマナー悪いのは中高年。
あの中には入りたくないし入れない、やはり独り歩きの偏屈者で良い。
女性単独行では冷たい視線を感じることが多い、特に女性グループから。
カッコつけてるとか気の強い女が鼻につくのだろう。
大勢でツルむのが苦手なだけなのだがね。

登り始めて直ぐに右脛が攣った
だけど歩行を休められない。
後続の足音と話し声が近づいてくる。
此処からは惰性で歩く。

自然の形を優先した木道。




木道が階段状になり


石畳の階段になると


登山口が近い。


13時20分、鳩待峠到着。


意外と早かった。
16時半の最終バスまでにもう一往復出来そうだ、しないけど。

鳩待山荘でバスの乗車券を購入しバス乗り場へ。
ソフトクリーム食べようか一瞬考えたけどやめた。

帰りはマイクロバス、満席まであと3席だった。

バスの窓から小至仏山から至仏山への稜線が見えた。


戸倉まで下ると真夏のような眩しい日差し、ジリジリと暑かった。

なんだかんだと考え込まずに行動に移せばいい。
天気に恵まれたおかげでサクッと行ってこれた。
誰かを誘っていたら、今ごろはまだ尾瀬ヶ原だったろう。


温泉に入りたくて『ほっこりの湯』を覗いたが臨時休館、残念。

沼田まで下って『望郷の湯』。
無色透明無臭のお湯。
肌がヌルっとする(スベスベする)お湯だ。
露天風呂の風が心地よい。


温泉で気が付いた。
左足第一指付け根に大きな血豆が出来てた。
全く気が付かなかった。
これに気がつかないで歩いてた私ってよほど根性あるのか鈍感なのか?


ガツガツ歩いたので心配していた筋肉痛はほとんど無しです。
昨年秋から通い始めたヨガ教室の効果がでてきたのか調子が良い。

さて、次はどこ行こうか?
山に登り始めると下山するとすぐに次を考える。




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