「新・平家物語」読了

この6月から読み始めた吉川英治作「新・平家物語」講談社文庫版16巻を「一応」読み終えることができた。一応というのは、特にこの第15と第16巻は読み進めるに心が辛くなり、非常なスピードで走り読みしたからである。どうして辛くなったか、といえばこれまた言うまでもないのだが、兄のために粉骨砕身働き平家を壇ノ浦で滅亡させる重要な役割を果たした義経主従(弁慶など)を、頼朝直系の家臣である梶原の讒言もあったにしても、兄頼朝は徹底的に追及して最後は衣川で死においやる、そのプロセスを読み進めることが辛かった。 . . . 本文を読む
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