野口英世のこと(渡辺淳一著「遠き落日」の紹介)(6・完)

1927年11月18日、船はようやくアクラ(ガーナー)についた。大型汽船が接岸できる港はなく、沖合に泊まって艀(はしけ)に移り岸辺に来ると黒人の床板にのって上陸した。英世のいた研究室や動物小屋、今はガーナ大学の医学部の一角。銅板がある「野口博士は、ここで黄熱病の研究をし、人類の幸福のために尽くした」。 当時、英世の下で働いていた黒人助手のウイリアム氏が今もアクラに住んでいる。ノグチへの思い出は「 . . . 本文を読む
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