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日記 … Kametarou Blog
「風評被害」と集団的自衛権
最近NHKの報道は、どうも政権より過ぎるのではないか、と感じるのは私だけだろうか。さっきも7時のニュースで「福島県を訪れた安倍首相が原発被害に関して風評被害を払拭すべく努力する」と報じているが、風評被害というのはある種のデマだというに等しいのではないか。放射能被害が現実に起こっているのだから単なる風評ではない。これを風評というのは現実の被害をデマと呼ぶことだ。
「美味しんぼ」の劇画で福島で鼻血を出す場面があってれが問題になっている。しかし原発事故がどういう影響をこれまでとこれからに及ぼしているのか、また及ぼしていくのかはっきりわかっていないのに、あたかも言論を抑えるような動きすらあるのは非常に問題ではないか。風評ではなく事実を正確に伝えていくことが大事だ。
NHKは安倍首相の集団的自衛権を単に情報として報じているが、これは重要な憲法問題に関するテーマに直結しているのである。単にあれこれのニュースの一つではない。
憲法の原則にかかわる問題であることも報道の際にひとこと触れてほしい。それが国民的議論を発展させるきっかけになるのではないか。安倍首相自身、「国民の意見を聞きたい」といつも言っている。だからこの立場にたった報道がなされるべきと思っているが独りよがりの不安なのかな。
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