映画「人間失格」

この映画を今日観た。文学者の太宰治が生前数人の女性と交流していたことをテーマとする映画だったが、けっこう観客がいて、それも比較的若い女性が多かったように思った。

いわゆる不倫(恋愛)をテーマとする映画か、といわれるとそうかも知れないが、作家太宰の生き様を女性との交流を通して映像で見せようとしたもの、というような感想。私としては、あまり面白いという感想ではない。

生前妻の他に3人の女性と関係があり、そのうち心中事件まで起こしていた。タイトルの「人間失格」はそういうことも意味していたのかな、と思ったりもしたが…。

周知のように太宰は若くして死んだ作家だが、例えば「走れメロス」のような教科書に取り入れられる作品も描いている。そういう小説の作者という先入観でこの映画を観ると、あれそうだったのか、といった印象ももつ。
もっとも人間というのは多様で一面ではないから面白いといってしまえばそれまでだが。

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