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日記 … Kametarou Blog
イスラム教関連
とらわれ日本政府に対して身代金を要求している「イスラム国」問題について学校で議論する機会があった。ウチの学校にトルコ共和国と交流のある先生がいて、彼女にいろいろ話を聞くことができた。
結論的にはイスラム教という宗教が仏教やキリスト教と違うところがあることを可能な限り知ることが必要ではないか、「イスラム国」がこれからも「発展」することにはならないだろう、西洋的な「民主主義」とは異なる世界があること、そして20世紀初頭(第一次大戦中)オスマントルコ帝国を分割してユダヤ人の国家をつくること、逆にアラブ人の国家をつくることを認めるなど矛盾した政策をすすめたイギリスのやり方など、いろいろなテーマが関連していることを確認した。
イスラム教という宗教を「国教」にしている国にサウジアラビア、パキスタン、イラン、アフガニスタンなどがあるが、いわゆる政教分離の原則が基本的な政治のあり方などとはいえない。
イスラム国家では今でも経済力があれば4人までの妻をもつことが許されているとか、女性はベールをかぶるとか、私たちには理解できない面がある。そういう「現実とは違う価値観をもつ国家」の存在も知っておく必要があるだろう。そういう立場の国家で言論の自由といってイスラム教を揶揄してもよいということにはならないだろうし、そもそも「言論の自由」という民主主義の原則はどこまで、あるいは誰に対して当てはまるのか、現実の世界は非常に難しい。
ともあれテロリストに捕まっている二人の期限は明日の午後まで。政府はいろいろ水面下で動いているようだが、無事救い出されることを祈るしかない。
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