「巨人・大鵬・卵焼き」の「大鵬」のことなど

先日、この語について少し触れた。その関連の話だが…。
この「巨人……」は多分1960年代にはやった言葉でなかったろうか。プロ野球や大相撲が今よりもたくさんの人たちを熱狂させていたと思う。

先日の大相撲は、貴景勝の優勝に終わったが、これまで大相撲で最も多くの優勝をかざったのは白鵬で(2006年から21年)45回、次いで多いのは大鵬で32回(1960~71年)だった。

ネットにある資料を要約しての紹介だ。大鵬は1940(昭和15)年、樺太(サハリン)生まれ。当時南樺太は日本領だったので「外国人」ではなかった。元の名前は納谷幸喜。幸喜という名は、彼が生まれた年が当時の軍国日本は皇紀2600年だったからこのコウキにちなんで幸喜とつけたのだという。(第一代の神武天皇が奈良で「ワシが初代天皇だ」と宣言した年。西暦前660年2月11日だ。この2月11日は「建国記念の日」になっている!)。

しかし戦争もソ連が日本を襲い、樺太にいた日本人たちも先を争って日本本土に逃げた。しかし納谷一家も乗っていた小笠原丸がソ連に襲撃され、さいわい稚内にたどり着くことができた。

1956年弟子屈の夜間高校に入学したが、中退して二所ノ関部屋に入門、16才で初土俵。1961年史上最年少(21才3か月)で第48代横綱になった。71年に引退。2013年1月19日に慶大病院で死去。心臓の故障だった。告別式は1月31日に青山葬儀所で営まれ、王貞治、黒柳徹子、白鵬らが弔辞を読んだ。

大鵬・白鵬時代と言われ、60年代から70年代の大相撲黄金期を築いた力士だった。
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