健常者のための町づくりなのでは?

先月17日に退院したから、ほぼ20日が経った。まだ杖を頼りに歩くことを余儀なくされている。「ゆっくり歩くのですよ」と医師から強調された。今日は中心部にバスと地下鉄で行ってみた。
改めて軽い身体障害をもつ者から町づくりを体験することになった感じだ。札幌は縦横に地下鉄が走っている。しかし地下鉄を利用しようとして、これまでほとんど気にもとめていなかったことが非常に気になった。まず地下鉄に乗るためには地下に行かなければならない(当たり前!)。ところが、これは障害を持つ者からすれば非常に負担になる。どうしてエスカレーターやエレベーターがもっと利用しやすい所にないのか、と。どの駅にもあるにはある。しかし、離れた所に、申し訳程度にあるのだ。これを利用しようとすれば、たくさん歩かなければならない。
また階段の勾配がきつかったり、段差が大きい。そして手すりのない階段もある。
つまり札幌は、いわゆる健常者のための町づくりに終始しているのはないかと疑いたくなるのだ。
これは高齢者、赤ちゃんをおんぶしたりだっこしたりしているお母さん、体調のすぐれない人、などたくさんの人の問題でもあると思う。
自分が障害をもつことになって実感できた問題だった。
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