「スマホはヒマつぶしの道具」

信州大学の学長の「スマホやめますか、信州大やめますか」という趣旨の式辞（一部でしょうが）が話題になっている。
多分、スマホを完全にやめるのでなければ大学への入学は許さないという趣旨ではないだろうが、スマホよりもはるかに大切なものがあるのだ、このことに気づきなさい、という趣旨だったのではないかと思う。同感である。

私もスマホは誰よりも早く手にした。そして必要に応じて（メールと情報収集）使用している。だからこれをやめなければダメとは思わないが、最近バカでないかと思うほど「スマホ狂」と思いたくなるほどこれを手にしている人が多い。男よりも、どちらかといえば女性の方が多いようだ。

交通機関の混雑している中で、片手のスマホに食い入るように目と指を離さない。中にはチャリンコに乗って走りながらスマホをいじっている。車中、「何をやっているのかな」とちらっと見える画面をのぞいても、そのほとんどはゲームかそれらしい程度だ。ライン使用もいる。

パソコン、ネット、スマホ、いろいろな物が普及し、あまり人と顔と目をみて語り合わなくともいいような非人間的な人間関係が形成されていくのではないか、と思う。

大学生と高校以下では少々違うのかも知れないが、教育関係にある者としては、「スマホはヒマつぶしの道具」程度に扱わせなければダメかも知れない。