来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
葬儀で大学の寮歌を合唱
私は私立高校を退職して数年間学習塾を営んだ。もう30年近く前のことだが、その後数年間学習塾の経営していたのだが、この経営のノウハウをいろいろ教えてもらった仕事上の先輩に白浜憲一さんという人がいた。
彼とはたまたま私的な付き合いもあったのだが、親しくいろいろ教えてもらった。仕事の面では大先輩だった。私よりも10年若い彼が27日に急逝した。
9月22日にバスで偶然出会って、お互い近況確認し合った。「まだしばらく元気でやれそうですね」と笑いながら言って別れたのが本当に昨日のことだった。
今日がその葬儀の日。参列していた人も百数十人だったと思うのだが、坊さんのお経が一段落して葬儀委員長の挨拶後、みんなで北大寮歌を歌うことになった。白浜さんはこの寮「恵迪寮(けいてきりょう)」の寮長を体験したこともあり、大学卒業後長年寮の同窓会の仕事もしていたとのこと。
札幌はもとより沖縄の恵迪寮の卒業生を集め同窓会の組織づくりをしていたのだとか。そういう白浜さんの葬儀なので参列者で北大寮歌を何曲が合唱することになった。最も有名なのは「都ぞ弥生」であるが、そのほかに「別離の歌」もあった。
これをそれぞれが思いを込めて、また白浜さんを忍んで歌った。私も半世紀以上昔の体験であったが、歌詞や曲もだいたい7分どおり思い出すことができた。調子は、昔の記憶によるものだからかなり大雑把であったが、懐かしさと白浜さんを重ねて涙を抑えることができなかった。
しかしピンピンコロリがいわば理想の最後だなどという人もいるが、コロリの具合が白浜さんの場合早すぎる。せめて1週間程度があってほしかったのではないだろか。不謹慎と言われるかも知れないがそんなことも合唱の最中何度も頭をかすめた。
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