第3次札幌新まちづくり計画

3日に上田市長が記者会見し、今日の朝刊に第3次まちづくり計画素案が発表されている。札幌市のウエブサイトには、上田市長の記者会見での発言が報告されている。この中で、上田さんは次のように言う。

5つの政策目標の第一として「子どもの笑顔があふれる街」をあげ、この中で保育所定員増や学童保育などの整備と並んで、「さらに、全中学校区に常設の子育てサロンを設置するほか、学校に通うことが難しい子どもの多様な居場所というものを用意するために、教育支援センター2カ所の設置やフリースクールへの支援といったことにも意を用いていきたい」というようにフリースクール支援を明確にうたっている。そしてこの具体的な案としてどうかといえば、少々不満足な数字が出てくる。

政策目標第一の重点課題2「子どもが健やかに夢や希望を持って育つ環境の充実」のために「健やかな育ちの推進」をはかる。この推進策として「子どもの学びの環境づくり」をあげ、「フリースクールなど民間施設に対する支援を実施することにより、学校教育を補完する学びの環境を整え」ることをいい、そのための資金5,500万円を準備する。これは今年から平成26年までの予算案になる。
注目すべきは、このフリースクール支援の前に、心のサポーターである「退職教員」を配置する(2億円強)、教育支援センター設置(26年度までに2か所、この予算として4,400万円)を計画する。いずれも子どもたちに多様な居場所をつくるためにという。

あるお母さんからのメール「がっかりしました。もう少し大きな額であるかと思いました。どんどん意見をあげなければなりませんね」と。

この「まちづくり計画」はあくまでも素案であり、来週11日から1月間、パブリックコメントをもらって、計画を樹立するという。
市役所に聞くと、パブリックコメント(みんなの意見)を聞く書式は11日までにホームページに準備するとのこと。

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