北朝鮮のミサイルは日本の領空を侵犯した？

ネットにある記事。
「北朝鮮は4日、中距離弾道ミサイルとみられるものを日本北部の方向に発射した。日本政府によると、発射から約20分間、高度970キロ、距離4,000キロ以上飛行し、日本列島の東約3,000キロの太平洋に落下した可能性があるという。」

日本北部と言っても日本の領空ではないか。「領空」も日本の領土の上空なのだから、北朝鮮は日本領を侵犯したことになるのではないか、と思ったのだが、そういう指摘は当たらないらしい。
そもそも、「日本領」という土地、海、空は一般にどういう理解になっているのか、今頃になって（恥ずかしながら）調べてみた。
「領海」は領土から12海里（約22.2キロメートル）以内、「領空」は高度100キロメートルまでをいうのだそうだ。
だから北のミサイルは、日本を領土領海領空を侵犯していない。だから上空を「飛んだ」が、高さが領空100キロメートルをはるかにこえる上であるから、これも問題とはできないのだろう。

沖縄県をはじめ、日本の各地の空をアメリカの飛行機が「我が物顔」で飛んでいる。これに関する日本領空侵犯の問題はあるのだが、日本はアメリカの方針に従属しているようだ。これについてはまた別に。