野口英世のこと。「人間って面白いし、いろいろな人間がいるナア」と。

渡辺淳一の長編小説・「遠き落日」を6回にわけて私的立場から紹介した。あらためて思うのは、日本人ならほとんどの人が知っているだろう、この偉人が実にいろいろな面を兼ね備えていたことを知ることができて面白かったというか、人間の多様性に感歎した。小説の作者の力量によるところが大であることはいうまでもないのだが、私自身子ども時代からこの野口という偉人を知っていたが、ここまで多様な素顔をもっていたとは、と感歎したものだ。

頭脳明晰、医学への熱意と徹底した探究心、そして反面の金づかいの荒さとか仕事を離れての自由奔放の行動、など実に面白さをもった人だった。

小説を、印象に残る点をメモしながら読んだのだが、このメモはA4版の紙でパソコン書きで9枚になった。それだけ、私のとって忘れられない小説になったということだが…。

これから千円札を使うたびに、ひとこと挨拶することになるかな、と思ったり…。
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