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日記 … Kametarou Blog
16歳の少女の勇気
今日のNHKの「クローズアップ現代」は「16歳 不屈の少女~マララ・ユスフザイさん~」。
パキスタン北部、イスラム教、特に過激派タリバンの支配する地域で、「女性も男性と同じく教育を受ける権利を保障されるべき」と訴えていた16歳の少女マララさんの勇気を報じていた。
イスラム教は、男女の差別を当然としているのだろか。特に過激派はこの傾向を極端にもっているという。
男女は同じように教育を受ける権利を持つべきと主張した16歳の彼女は襲撃され危うく命まで失うところだった。九死に一生を得たマララさんは今イギリスで不退転の決意でこの訴えを続けている。
NHKのキャスターの国谷さんが彼女にインタビューしていた。
16歳の勇気あるマララさんに感動し心から支援したいという気持ちを抱いたと同時に、このような行動をとる少女の命を奪い、男女同権を主張した人を抹殺しようという動きがあることに驚く。
しかし私たちの場合はどうだろうか、と冷静に考えたとき、教育を受ける権利、学ぶ権利はすべての人に保障されているのだろうか、と疑問になった。
私たちは不登校の子どもたちのための取り組みをし続けている。20年以上もこの活動をしているが、まだまだ学校になじめない多数の子どもたちにとって必要な教育機会を保障しているとは言えない。これを私たちもまた訴えているのだ。
そういう観点からいえば、16歳の少女の命がけの取り組みにただ拍手を送るだけでなく、私たちもまたいっそうの気持ちをもって頑張らなければならないと教えられた番組だった。NHKもたまにはいい放送もするものだ。遠くない将来、NHKは再放送をするという。
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