単価7万円の料理?

報道によると、菅首相の息子が勤めている放送関連会社の「東北新社」が、山田真貴子(当時)総務審議官を接待した。また2019年11月6日夜都内で前記息子を含む4人から接待を受け、費用は例の会社が負担した。

総務省は、違法の疑いのある会食は12人、のべ38件だったと報告している。接待の単価は7万円だったという。

こういうケースを知って、多くの無辜(むこ)の民であるわれわれは、7万円の料理を、死ぬまでに1度でいいからタダで食ってみたいものだ、と思うだろう。しかしその見返りになるものが全くないから、こういうことはあり得ない。奢る方からすれば、一人当たり7万円の出費をするのだから(人数や回数を入れるといくらになるのだろう?)、これをはるかに超える利益を想定しているはずだ。

招かれる役人からすれば、総理大臣の息子が声をかけてくれるのだから、それこそ千載一遇のチャンスだ、と思うのではないだろうか。だからこっそりと求められる「見返り」を都合つけること間違いないのだ。

われわれ無辜の民がわからない似たようなケースはきっと他にたくさんあるに違いない。忘れないうちにこの種の事件が繰り返し報道されるのだから、如何にでたらめな政治がらみの行為がまかり通っているか、想像に難くない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 現役、引退を表明 尖閣が中国に... »