イスラエル戦争関連のこと

これまでもイスラエル問題について一定の問題意識をもっており、この一端を記してきた。日をおってこの戦争関連の問題が深刻さを増している。今日のニュースでは、イスラエルの閣僚が「核兵器使用もありえる」という発言をしているとあった。

私もかつて高校で世界史とか日本史の授業を担当してきた(主として日本史)が、今思い返してみると「イスラエル関連のこと」、言い換えれば中東をめぐる問題としては特別に時間をとって授業をして記憶がない。
そういう思いをもちながら改めてこの問題を整理(?)してみたいという問題意識だ。まず、高校の世界史教科書で「イスラエル」はどういうように記されているか、を紹介しよう。(東京書籍「新選世界史B」(2007年版)。

「イギリスの委任統治国であったパレスティナ地方では、大戦中にナチス・ドイツの迫害をのがれて流入した難民も加わってユダヤ人が急増し、アラブ人(パレスティナ人)との対立が深まった。47年、国連はパレスティナを、ユダヤ人国家とアラブ人国家に分割する決議案を採択した。48年にユダヤ人がイスラエルの独立を宣言すると、分割案に反対するアラブ諸国はパレスティナ人を助けてパレスティナ戦争(第1次中東戦争)をおこした。結果はアラブ諸国の敗北に終わり、イスラエルはパレスティナの80%ちかくを領土としたが、大量のパレスティナ人が土地を失い、難民となった」。

今の戦争につながる基本問題は触れている。これからどういう解決案(打開案)があるのだろう。世界各国が真剣、深刻に議論しあっているのか、いつも堂々巡りの悩みを記すことになるのが情けない。
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