川崎市での児童殺傷事件から

今日の朝、川崎市で51歳の男が「殺すぞ」と叫びながら登校途中の児童を次々に襲って19人の子どもたちを刺し、うち小6の女の子と子どもの保護者の男性1人が死亡したという全く言語道断といっていい事件が起きた。

51歳の加害男性の無差別殺人の動機も分からないし、狙ったのが小学生だったのかどうか、ただ誰でもいい殺すことができればいい、といったことだったのか、は分からない。

こういう動機などがほとんど分からない事件がおきるたびに、犠牲がでないように、特に子どもへの保護の体制を強めなければならない、などと言われる。そして登下校時に、保護者が代わる代わる交通時の指導を行うという態勢がとられる。しかし今回のような場合を想定しての保護者のガードの仕組みなど想像の域を超える。もしも、想定区域内に行動上異常な行為を行うと思われる人がいるとしても、このような加害予備人態勢などとることなどあり得ないだろう。

ただ子どもたちの交通時の指導・補導上の態勢といったことはあり得るのかも知れないが、今回のような事件をも想定するなら、一定の防衛・防御の準備するしなければならない。そんなことは警察の仕事であって保護者の責任などではないだろう。

しかしいざというときには子どもを保護する行為はあり得るだろうから、そういうことも念頭に置いた通学時援助行為を全国的に展開する必要が生まれるのかも知れないが、法治国家、世界で最も安全な国と目される日本でそんな「異常者対策行動」などを準備することなどあり得るのか、情けないというか困った事態が拡大している。

子どもの通学時指導当番の大人はいざということを想定して、こん棒的なものを、交通整理用として持参しなければならないかも知れない。

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