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日記 … Kametarou Blog
鳩山首相の施政方針演説1ー「新しい公共」
29日、鳩山首相はこれからの政治を進めるために基本方針を国民に提起した。昨年10月末の「所信表明演説」に続いて、第二弾の理念の展開である。一読して思うのは、鳩山さん的には、所信表明演説で提案した方針の補充(補強)であり、いくつかの面では具体的な施策の提案にあたるのではないか、という感想である。ただ、10月の演説で私は「ある種の感動を覚えた」と記した(10月26日)のだが、今回はそういう気持ちはあまりない。なぜか、この3か月間の鳩山首相の政治方針のあいまいさ、カネにまつわるいろいろ、などがイヤになるほど出てきているからである。だからどうしても「信用したいがダメだろう」という気持ちが先に立つ。
「具体的でない」の意見が目立つ。「普天間」等沖縄の米軍基地をどうするか、とかその他触れていないところも少なくないのだろうが、またけっこう具体的な問題提起をしているところもたくさんある。
とはいうものも「具体化」をどうするのかの懸念もあるし、問題だと思う所もいくつかある。まず気になる点であるが、次のような所だ。
インドのガンジーの掲げた「七つの大罪」をあげる。理念なき政治、労働なき富、その他。これを受けて鳩山さんは「人間のための経済」を目標とする。早い話、カネもうけばかりをすすめる世の中、経済の仕組みを改める必要があるというのだが、「民主的な国際経済機構」をどう想定しているのか、がない。
そういう不満は別にして、「七つの大罪」を反面教師にしてこれからの政治理念をひと言でいえば(とは言っていないが)それは「新しい公共」であり、東アジア的に言えば「新しい共同体」をつくることと言っているのではないかと思う。
「新しい公共」という語は見出しも含めて7回は言っているし、「むすび」の中で次のように言う。
・15年前の震災が日本の「新しい公共」の出発点
・いのちを守るための「新しい公共」は、この国だからこそ世界に発信できる
・この平成22年、日本の再出発の年にしようではないか
「新しい公共」の中身がいまいちはっきりしない。この5月を目途に具体的な提案をしていこうと言っている。
「具体的でない」の意見が目立つ。「普天間」等沖縄の米軍基地をどうするか、とかその他触れていないところも少なくないのだろうが、またけっこう具体的な問題提起をしているところもたくさんある。
とはいうものも「具体化」をどうするのかの懸念もあるし、問題だと思う所もいくつかある。まず気になる点であるが、次のような所だ。
インドのガンジーの掲げた「七つの大罪」をあげる。理念なき政治、労働なき富、その他。これを受けて鳩山さんは「人間のための経済」を目標とする。早い話、カネもうけばかりをすすめる世の中、経済の仕組みを改める必要があるというのだが、「民主的な国際経済機構」をどう想定しているのか、がない。
そういう不満は別にして、「七つの大罪」を反面教師にしてこれからの政治理念をひと言でいえば(とは言っていないが)それは「新しい公共」であり、東アジア的に言えば「新しい共同体」をつくることと言っているのではないかと思う。
「新しい公共」という語は見出しも含めて7回は言っているし、「むすび」の中で次のように言う。
・15年前の震災が日本の「新しい公共」の出発点
・いのちを守るための「新しい公共」は、この国だからこそ世界に発信できる
・この平成22年、日本の再出発の年にしようではないか
「新しい公共」の中身がいまいちはっきりしない。この5月を目途に具体的な提案をしていこうと言っている。
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