東北新幹線開通!

4日、東京から新青森間の新幹線が開通した。5年後の2015年には新函館までつながるとのこと。これで首都圏と東北、ひいては北海道までの人・物、そしてカネの動きはより活発になると、期待される。
というのが一般のコメントであるが、その内容を見てみる。ちょっとひねくれオヤジの見解であるが。
まず東京から新青森までの所要時間は、従来は4時間弱だったのが、40分ほど短縮される。また来年3月から走る新型車になると10分短くなる。だから3時間10分ほどの時間で東北と東京がつながる。この50分の短縮はどういう意味をもつのだろうか。車窓からの眺めは半分以上はトンネルの壁ということになる。
飛行機と比べて天候の影響は少ないというが、4日は強風で部分的に運転休止をした。

また、在来線はどうなるか、といえば「青い森鉄道」という新会社が引き継ぐ。経費も従来よりも高くなるから、いろいろ不安もあるし(年間16億円の赤字が見込まれるという)、国からの支援も求めることになっている。新幹線工事にともなう地方負担分もある。

この開通によって東北地区の活性化になると期待は大きいというが、必ず反面において置き去りにされる所もでるし、また人の交流が活発になるというが、都市に出る人が増えて逆に地方の過疎化に拍車をかけることになりかねない。

たかが4時間が3時間10分になるだけがそれほどいいことなのかな? 汽車賃はいくら高くなるのだろう。
「せまい日本、そんなに急いでどこに行く」というコピーがあったが。

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