オウムの思い出

1990年代の前半、オウム真理教が各地でうごめいていた。札幌でも北大周辺に「麻原尊師来たる」のポスターが貼られた。そのポスターには麻原が「空中浮揚」するトリック写真があった。
http://www.angelfire.com/ego/sinzinrui/photo4/fuyuu1.jpg

95年、ウチの娘がハワイで結婚式ですることになり、初めて「海外」に行った際に、日本のニュースでオウム捜索や逮捕が報じられていた。

先日、最後のオウム犯罪の容疑者が逮捕された。この高橋某は今でも麻原を「尊師」と仰ぎ、教団で教わった修行をするという。マインドコントロールから解けていない、と評されていた。

どうしてこんな人間に「高学歴」の若者がついていくのか、全く分からなかった。高学歴というのはそうでない人よりも多少学があって、つまり常識があって、分別のわかる人ではないか、という「先入観」があったからである。しかし「自信をもって何かを説く人」には惹かれるのかも知れない。それが宗教であるかも知れないし、政治家であるかも知れない。

かつて獅子吼するヒトラーが多くの人の支持を集めドイツの独裁者になった。日本でも軍国主義の風潮の中で、狂信的な動きが猛烈に進んだ。

何時になっても気をつけなければならない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 野田内閣の支... 私的な問題を... »