授業しながら思い出すこと。昔のことなど。

昨日はわが校の月1コースのスクーリング日で、私もこの担当をした。科目名は「北海道科」。文字どおり北海道を勉強しようという趣旨。簡単な歴史、北海道の風土、経済の特徴、これからのこと、など。テキストが特別にあるわけではないので「自主編成」。

月1の生徒たちへのこの授業も1年間1回。今日はそれを行った。北海道の歴史といっても骨と皮1枚をさっとなぞる程度だ。

かつて「エゾ地」といわれていたが、この言葉はどういう意味をもっていたか、北海道では米の生産も試行錯誤を繰り返すことでしか成功できなかった、ニシンとか石炭を知っているか、とか。そんなことから北海道の過去の一コマを知ってもらおうと思う。

例えば、かつて北海道の代表的産物は石炭とニシン。今、「石炭って何だ」とか「かつてニシンという魚が北海道の海の色を変えるほど春先になったら来たんだよ」とか、「米をつくるために、小学校でも『農繁休暇』をとって先生は『この休み中は勉強でない、手伝いのためにしっかり働け』と言った」などをきっかけにしてかつての暮らしを想像させたいのだが、どうだろう。そういえば、私レベルでも子どものころウチの最初の手伝いはランプのホヤみがきだった。ランプとは? ホヤとは? そんなことも想像させることは容易ではない。

だから歴史の勉強を、暮らしのあれこれを手がかりにしてすすめることができれば具体的でもっと面白いのではと思うのだが、これも時間が足りなくて、ということでうまくできない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「親ガチャ」... 「新しい資本... »