来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
ナマラ寒い
ナマラというのはここ数年間で形成された北海道言語だという。もちろん私たちが若いころこういう言葉はなかった。使われ出したころ、なんだこの単語は、と思ったが、回り(主として子どもたち)が日常的に使っているとそれほど違和感を感じなくなる。自分では使うことはあまりないのだが、言葉というのは面白いものだ。ある面では非常に溶け込まない面をもっているのだが、別の層ではごく自然に流通する。
そういう形でそれぞれの地域に適応する言葉が広がるのだろう。
前置きが長くなったが、この「ナマラ」も「すごく」という副詞だ。ナマラ寒い。お正月以来絶えることなく耳に入る語だ。しかし30年以上前は今のような札幌でマイナス10度前後など全く珍しい気温ではなかった。まさに「普通」だった。それが最近では体感でものすごく寒い。先日はプラス温度の日が1,2日あったから道路の表面がデコボコの氷のタンコブがきわめて不自然にできあがっている。寒いだけでなく、ナマラおっかない状態が続く日々だ。
この数日間は、寒いだけでなく、札幌を囲む地域がナマラ大雪(おおゆき)の日が続く。JRなどダイヤは気にしなくていいのか?と思われるような状況だ。「列車がおくれることをお詫びします」などという全く詫びている感じの伝わらない放送が繰り返される。お客さんはじっとガマンしているのだろう。
どれだけ駅員に「どのくらい遅れるのかはっきり言えよ」と言いたくとも、自分でもガマンしている。ガマンという無気力な日々が繰り返される。
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