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日記 … Kametarou Blog
アメリカの黒人差別反対の闘いと歴史的文書
黒人への差別意識はまだ根強いことを痛感する。今のアメリカでの多くの市民の差別反対の行動は非常に積極的に見える。
ある黒人に対する警官による暴行死は「まだこういう差別が続いているのか」と嘆きたくなるできごとだ。こういう問題にふれるたびに、アメリカの歴史の中に燦然とかがやく「宣言」の文章の一部を思い出す。
その一つは、1776年7月4日にワシントンたちによって発表された「独立宣言」だ。この冒頭は「われわれは、次のような真理をごく当たり前のことだと考えている。つまり、すべての人間は神によって平等に造られ、一定の譲り渡すことのできない権利をあたえられており、その権利のなかには生命、自由、幸福の追求が含まれている」。
いま一つは、1863年11月19日にリンカーン大統領が行った有名なペンシルベニア州ゲティスバーグでの演説だ。
「87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、人はみな平等に創られているという信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた」。
トランプ大統領も、当然こういう歴史は知っているだろうが、黒人差別への怒りの行動をむしろ逆扱いしているように思わざるを得ないのがなんとも悲しい。
アメリカの多くの人たちはこういう歴史文書をあらためて学んでもらいたいと願うのだが…。
(日本にはいろいろな差別はまだまだ少なくないといえるのではないだろうか)。
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