新札・一万円は渋沢栄一とか

元号を変え、天皇も代わり、これにあわせてお札も新しくする、という。これらと歩調を合わせて内閣総理大臣も替わるということになれば、全く心機一転という気分になるのだが、この最後のテーマは論外ということだ。

一万円札の肖像は渋沢栄一という日本の資本主義の基礎を築いた人物だという。

戦後のお札のスターは13人。この中で、1984年の夏目漱石から今日までは新渡戸稲造、福沢諭吉、紫式部、野口英世、樋口一葉などの「文化人」である。これ以前、聖徳太子、日本武尊、二宮尊徳、高橋是清、岩倉具視、伊藤博文などがいた。

だから平和と文化の香る令和の年始めに資本主義の立役者をもってくることはないだろう。上に記した文化人の系統(1984年からの流れ)からいえば、ノーベル賞の人たちをはじめたくさんの文化人がひしめいているのだ。

お札のヒーローにまで現在の政界のトップの気持ちを忖度しなくともいいのではないか、と文句の一つを言いたい今日の日だ。
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